多発性硬化症(MS)は、特定疾患に指定されている神経難病の一つです。

中枢神経の複数の障害により、麻痺、感覚障害、視覚障害、排泄障害などさまざまな症状が現れ、再発と寛解を繰り返しながら徐々に障害が蓄積されていきます。

初発症状が進行し、障害が広がっていくパーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)とは異なり、多発性硬化症(MS)の病気の進行は一様ではないため、利用者とその家族が直面する問題は多岐にわたります。

そのため、訪問看護においては、日常生活に支障をきたしている障害の部位、程度を理解し、利用者、家族が病気とともに生きる (生活する)ことをいかに支援するかという視点が求められます。

今回は、多発性硬化症(MS)をテーマにその概要から症状と訪問看護による在宅での支援のポイントなどについてお伝えします。




目次 
1 多発性硬化症(MS)とは
2 多発性硬化症(MS)の原因とは
3 多発性硬化症(MS)の症状とは
3.1 (1)脳の障害時
3.2 (2)視神経の障害時
3.3 (3)脊髄の障害
4 多発性硬化症(MS)の日本での患者数
5 多発性硬化症(MS)の診断基準
5.1 多発性硬化症(MS)と似た症状をもつ他の疾患
6 多発性硬化症(MS)の治療方法
6.1 (1)急性(増悪)期の治療
6.1.1 副腎皮質ホルモン大量点滴静注療法(ステロイドパルス療法)
6.1.2 血液浄化療法
6.2 (2)慢性 (進行) 期における再発進行防止の治療
6.3 (3)対症療法
6.4 (4)リハビリテーション
7 多発性硬化症(MS)に関連する社会資源・制度
7.1 (1)医療
7.2 (2)機能訓練
7.3 (3)日常生活の移動・移乗を支援する補装具, 福祉用具貸与と
7.4 (4)住宅改修
7.5 (5)日常生活動作(入浴、行為,整容, 食事) の介助
7.6 (6)住まい
7.7 (7)就労支援 相談支援
8 在宅療養における多発性硬化症(MS)の特徴
8.1 (1)慢性期における在宅療養支援
8.1.1 多職種アプローチ
8.1.2 生活援助
8.1.3 心理面への配慮
8.1.4 レスパイト入院の検討
8.2 (2)急性増悪の早期発見
9 訪問看護導入時における留意ポイント
9.1 (1)利用者の日常生活と不安の確認
9.2 (2)再発や進行の予防行動の取り入れ
9.3 (3)医師の説明と理解の確認
10 訪問看護師に求められる利用者への視点
10.1 (1)残存機能を活かす視点
10.2 (2)症状の多様性と不安への理解
10.3 (3)若年発症とライフステージの課題への理解
11 多発性硬化症(MS)の利用者への支援のポイント
11.1 (1)疾患の類型と経過の予測
11.2 (2)ケアチーム体制の構築
11.3 (3)薬剤管理の確実性と副作用への注意
11.4 (4)治療方法の理解と不安軽減
11.5 (5)安定した状態の維持
11.6 (6)家族や支援者への理解促進
12 まとめ







多発性硬化症以外でも参考になる内容があるように思います

支援を受ける患者さんも、こ〜ゆ〜のは知っておいていいと思いますので、たまに「理学療法士」さん、「作業療法士」さんや「言語聴覚士」さん向けのものも紹介しています



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訪問看護師が知っておきたい!
多発性硬化症(MS)の症状と在宅での支援のポイント
 








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