大分朝日放送 1月30日

 

国指定の難病を抱えながらイタリアで活動を続けている大分市出身のオペラ歌手がいます。いまの思い、圧巻の歌声を披露してくれました。

 


渡辺弘樹さん

「家では音がないほうがいいなと思う人で、音楽を聴くことがまずない」

 



イタリアで活動する世界的なオペラ歌手渡辺弘樹さん。インタビューに応じてくれました。

 

大分市出身の渡辺さんは大分舞鶴高校で音楽の先生に勧められたことがきっかけで国立音楽大学に進むと、25歳のとき、イタリア・フィレンツェ国立歌劇場の声楽国際オーディションに最年少でトップ合格。数々の有名なコンサートに出演したほか2006年には日本人として初めて終身契約を結びました。

 


渡辺弘樹さん

「自分が気に入っちゃうと、それを突き止めることが好きなので」

 


精力的に歌手活動を続けている渡辺さんですが6年前、大きな病を発症しました。

 

渡辺弘樹さん

「だんだん右半身がしびれるような感覚が出始めて」「1年くらい歌い方が分からなくなっちゃって」

 

首や腰のじん帯が骨のように硬くなっていく国指定の難病と診断され、いまも定期的に帰国して手術を受け続けています。渡辺さんが圧巻の歌声を披露してくれました。

 

渡辺弘樹さん

「人生は1回きりなので、その時その時にできることが精一杯できればいいのかなと」「いまは本当にそれですかね」「自分のためにも同じ病気を持つ人のためにも、歌える間は頑張って歌おう」

 

 

 

コロナ禍前、2019年だったと思います

何かで紹介されていたのを見ました

 

確か、後縦靭帯骨化症だったと思います

 

お元気そうで良かったです☺️

 


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後縦靭帯骨化症

 

 



後縦靭帯骨化症は、背骨の本体である椎骨を繋ぐ後縦靭帯が骨のように硬くなってしまいます。後縦靭帯の後ろには脊髄神経が走行しているため、硬くなった靭帯に圧迫されて様々な症状を引き起こします。


多くは首や肩甲骨周辺、手や指の痛みやしびれに始まり、手や腕の感覚が無くなったり、握力を始め筋力が低下してきます。


症状の進行に伴って手先を使う作業が上手くできなくなり、場合によっては下半身にも症状が出現し、ふらついたり、うまく歩けないといった症状が出現します。あとは膀胱直腸障害と言って尿や便が出にくくなったり、逆に頻尿や失禁がみられることもあります。


多くの場合、病状の進行は急速ではありませんが、重症化するに従って日常生活活動の遂行が著しく困難になります。