京都大学は8日、山中伸弥教授がiPS細胞研究所の所長を2022年3月末で退任すると発表した。

後任の所長にはiPS細胞を使ったパーキンソン病治療を研究する高橋淳教授が就任する。山中教授は教授職としてiPS研に残り、研究を続ける。

 京大によると、12月2日に開かれたiPS研の教授会で、退任の意向を持っていた山中さんが高橋さんを推薦。

出席した教授の過半数が賛成し、高橋さんが後任の所長に選出された。

 山中さんの所長在任はiPS研が設立された10年から6期12年になる。新所長の任期は22年4月~24年3月末。新旧所長会見は予定していない。



 山中さんは

「06年にiPS細胞を発表して以来、15年間にわたり組織運営や寄付募集活動に微力を尽くしてまいりました。

この数年は、研究者としての最後の期間は自身の研究に注力したいという思いが日に日に強くなっていました

先日の教授会で令和4年度からの所長として高橋淳先生を推薦し、投票の結果、高橋先生が選出されました。

iPS細胞を用いた多くのプロジェクトが臨床試験の段階に到達しつつある中、自らも臨床試験を先導されている高橋先生は、新所長として最適の研究者です。

私は基礎研究者として、iPS細胞や医学・生物学の発展に貢献できるよう全力を尽くします」

とコメントを出した。


今までは京都大学iPS細胞研究所の運営、研究者の雇用に尽力もされて大変だったと思います
これからは研究に集中して、リフレッシュでマラソン大会に出場してニコニコ
体に気をつけて頑張って欲しいです照れ


京都大学iPS細胞研究所リリース