木陰に潜むねずみさんに捕まった。

一時停止違反



まぁ仕方ない。窓を開けて対応、
「免許証を見せてください」

「はい。ちょっと待ってください。どうぞ。」


助手席の娘の越しに免許証を差し出す。


「日本名ですか?では外国人登録証はお持ちではないですか?」


「はぁ?戸籍があるのに?」

言葉が丁寧だか疑われている不快感が沸き上がる。

「では今から切符を切りますからお待ちください。」

「どれくらいかかりますか?」
背を向けようとする若い警官に尋ねた。

「10分程です」

運転席側に年配の優しげなおじさん警官が立っていた。私が顔を見ると向こうもこちらを見ていた。しばらくしてから開けてくれと身振りをした。無言のまま窓が開く。


「すみません。年齢を教えてください」

「えっ?免許証に生年月日、入っているじゃないですか?」

「いや~念のためにです」

「はぁ?それは日本名と風貌が一致しないからですか?」

「いえ、そうではなくてこちらも間違える事があるから」

なんですかその返答。ちっとも納得いかない。


「すみません。急いでいているから戻って来るってだめですか?」
「待てませんか?」

「待てません。30分で戻りますが…」

二人が打ち合わせて免許証が戻った。


目的地に向かいながら考えた。何がそんなに不快なのか。


運転免許証は公的な身分証としては効果が高い。日本人なら他の身分証を提示しろとは言われないはず。

なのに外国人であるとわかると外国人登録証も出せという。


これじゃ、警察が自ら運転免許証の身分証の効力を落としている。


その制度の矛盾に苛立ちを感じた。



切符は手書きじゃなくて車のナンバーと免許証の番号があれば普通は個人を特定出来るんだから専用の端末でも作ればいいのに。


警察と久しぶりに関わった土曜日でした。


しかし娘と差別について話していただけにタイムリーだったなぁ。