こんばんは、Heleneです虹

フランス最後の滞在地は、リヨンなのですが。

ストラスブルクからリヨンへ500キロほど移動の途中にクリュニー修道院へ立ち寄ります。

クリュニー修道院は今回の旅行で私が立ち寄りたかった場所のひとつ。

アンちゃんの中には、どうもアベラールがいるんですが。
(二次元的な流れで行くと、アベラールがアンちゃん?
アンちゃんに言わせると、アンちゃんにディスク内のアベラール要素がかなり入っているらしい)


アベラールが晩年を過ごしたのが、クリュニー修道院。

ベネディクト派に入ってたのかしら。

で、ベネディクト派は、もともとイタリア中部ウンブリア出身の聖ベネディクトが作った修道会で。
私にもそういう面では身近な修道会、かも。

フランチェスコ派の方が親しみはあるけどね。


クリュニーの駐車場に車を停めて、修道院に向かう途中。
修道院の敷地の壁と塔



ありし日の立体模型


この位置が聖堂の入り口。
奥に見えている塔が教会の後陣に近い。
教会の長さ190メーターあった。

クリュニーⅠ~クリュニーⅢと建築されたらしく、巨大のはⅠを壊して作られたⅢ

アベラールはⅢの建築が始まった頃にいた、はず。

クリュニー修道院はヨーロッパ随一の権勢を誇ったらしいんだけど。
5名の有力な修道院長がいた時代にここにいた。

そこの保護を受けていたってことかしら。

どんな目で見ていたのかな、なんて、色々考えた。



修道院の見学入り口
クリュニー修道院の紋章、二本の交差する鍵と中心に剣がなんとなくワクワクするわぁ

後ろの方の天井部分。60メートルある

フランス革命の時、修道院は破壊されてしまったんですって。
つまり、それまでは、上の模型みたいなものが存在していたわけよね。

とんでもないもったいないことですわ。

残っていたら、世界中から観光客が大挙してやったてきたでしょうに。

形あるものは壊れるとしても、ロマネスクの教会は小さいめのが多いだけに残念。


だけど。
フランス革命で色んな教会やら、貴族の館やら壊されたりしたんでしょうけど。

パルミラの遺跡を爆破したISと変わらない気がするのは私だけ?
野蛮だわ…

アンちゃんは、入り口の辺りでため息ついてました



私のイメージで。

教会(かなりデカイ)の正面入り口(建物内)まで馬で乗り付けるのがなぜかあって。

ダークカラーのマントみたいな、外套みたいな、コートみたいのを着て、すごいいい服を着て、剣を持っている貴族っぽい男の姿が浮かぶのよ。

当時、修道院のとか教会は個人(貴族)の所有だったりしたから。

そんな人だったときがあるのか?
誰か、そんな人の意識を拾っているのか…



礼拝堂

18世紀の翼廊。学校として使われてるみたいで、バンドの練習の音が聞こえた







祭壇はこんな感じだったらしい


全体像

修道院のはじっこの方




クリュニー修道院見学に2時間くらいは使ったんじゃないかな。
広いです。

また、3D映画でありし日の姿を見せてくれるのですが、それに10分は軽くかかりますが、見る価値はあります。

面白かった~