私でも面白いほどわかる自分の会社の数字 | Liberty Sword

私でも面白いほどわかる自分の会社の数字

別冊宝島編集部
私でも面白いほどわかる自分の会社の数字―これが強くなるサラリーマンの武器だ!
★★★☆☆

税金についての本、原価についての本と一緒に、会社にまつわる数字の本を借りてみました。
世間に株がだいぶ広まってきて、どの株を買うべきかを思案するとき、決算書を参考にして業績を見たりする人も多くなってきたでしょう。
自分も株に興味があるしいずれそのための知識を身につけておくという意味もありますが、そのまえに自分の会社がどのような状況にあるかを決算書や報告書から読み取れるようになりたいと思ったのがきっかけです。

つくづく思うことですが、みんながみんな、自分の会社がどのような状況かを把握できているのでしょうか。
アメリカなどでは自分の会社の状況がどうなのかを把握しているのが当然のようです。
そういうのを見聞きすると自分は何をしているのだろうと焦ります。
僕は自分の会社の状況が悪いということは知っていますが、どのように悪いのかまでは把握できていません。
それを知るために、(見せてもらえるかどうかは別にして)上の人に書類を見せてもらったときに、そこに書いてある数字から読み取れるようになっておきたいと思いました。

この本は、会社にまつわる数字がどのような式で算出されるものか、どのような意味を持っているかについて書かれています。
1つのテーマに見開き2ページを費やし、解説するという形式です。
2ページといっても、ぎっしり文章が詰まっているわけではないので、比較的速く読み進めていくことができます。
段階的に一つ一つステップアップしていく形で解説していくので、まあまあわかりやすいです。
おおまかにどのようなものがあるかを知るためには適しているかもしれません。

売上高、粗利益、営業利益、営業外損益、経常利益、税引前当期利益、当期利益・・・
なにやら似たような単語がたくさんあります。
それらについて、一つ一つ解説してくれるので、なんとなくその違いや意味がわかりました。

他にも流動比率やら在庫回転率やら、会社の運用状況をみるための数字の求め方ものっています。
僕はあまり頭がよくないので一度読んだだけでは正確な単語や式などは暗記しきれなかったですが、それでも「このようなことを言っているんのだな」と大まかなイメージは持つことができました。
本を読んだ単語をすべて上げるようなことはできませんが、新聞を読んで「あ、この単語見たことある。え~と、たしかこのような意味だったな・・・」くらいの知識は持てたと思います。

単語によっては、それを求める式とともに、求められた値がどれくらいなら及第点かどうかというのも書かれています。
「当期利益の数字は、売上高の1%くらいが標準的」という文章を見て驚いてしまいました。
実際に会社の利益として残るのは、売り上げた分の1%。
売上高が1000億の会社の場合、当期利益は10億もあえば合格ライン。
もっと残るものだと思っていましたが、たったその程度なのです。
そんなこともわからなかったなんて、恥ずかしい・・・ (*∩ω∩)
株にまつわる単語もちょっと出てきます。
EPS、ROA、ROEなどなど。
そのなかで、未公開株式についてほんのちょっと書いてあります。
てっきり僕は未公開株式には値段がないものだと思っていましたが、そうではないようです。
たとえば相続税の課税時に、純資産もしくは同業種・同規模の公開会社の株価から類推した価格で評価するらしいです。
未公開株式も会社の実力に応じた価格があるようです。
うちの会社は現在、相続云々の話がありますが、一体いくらくらいに評価されているのでしょう・・・

一応、以前に財務に関わるシステム作りに携わったことがあるので、まったくはじめて読む場合よりは読みこなすことができたと思います。
まったくの知識なしで読むのはこの本ではつらいかもしれませんが、多少なりともある場合なら読むことはできると思います。