東京少女
- 七重 俊
- 東京少女~ぼくとオタとお姫様の物語
帯にある「ぼくとオタとお姫様の物語」。
"オタ"という文字に、オタである僕の触手が
Σ(´Д`) ピクン
と反応して、思わず買ってしまいました。
2ちゃんねる発のオタクストーリーといえば、電車男。
またそのような系統の話かな~なんて思いつつ読んでみたら、まったく毛色の違うものでした。
「クリスマスイブにデートの娘を買ったことがある」という、結構衝撃的な文章から始まるこの物語。
主人公である普通の会社員が、デートクラブを通じて、とある女の子と知り合うことになります。
デートクラブで直接会える確率が低い中、その子はかなりかわいい女の子。
一夜限りのはずが、主人公はそのお姫様に惹かれ、その後もたびたび会うことに。
その中で、好奇心からお姫様が持っていたフロッピーの中身をのぞいてしまいます。
しかしそのファイルの中身は、主人公にはさっぱりわからない。
そこで、コンピュータに詳しい友人の"オタ"にファイルの解析を依頼しますが、そこにはお姫様の触れてはいけない秘密が入っていたのです。
この秘密っていうのが、なかなか僕にとっては衝撃的でした。
"オタ"という人物の情報解析力もかなりすごいものがあります。
この話がフィクションか実話なのかはわかりませんが、実話だとしたら少々薄気味悪い話です。
「おいおい、本当にこんなことあるのかよ~」と思いながらも、かなりのめりこんで読むことができました。
最後のほうになると、かなりドキドキしながら読んでいました。
読み終えたときには、結構切ない気持ちになりました。
帯に書いてあった"切ない恋"というのは嘘ではないですね。
電車男のように面白おかしく読む物語ではないですが、一読する価値ありだと思いました。