ケータイ業界30兆円の行方 | Liberty Sword

ケータイ業界30兆円の行方

石川 温
ケータイ業界30兆円の行方 キャリア再編のシナリオ

★★★★


実家に帰っているときに、暇だったので本屋をぷらぷらしているときに目に留まった本。
現在、携帯関連の仕事をしている僕にとっては、現在の業界の状況、またこれからどうなっていくかを
知っておくべきではないかと思い、買ってみました。

内容としては、最近始まった、また近年始まる制度にまつわることが中心に書かれています。
番号ポータビリティ、新規事業者の参入、おサイフケータイ、固定電話との連携など・・・
携帯業界の新たな局面に、NTTドコモ、au、ボーダフォンなど、それぞれの事業者がどう取り組んでいくのか。
筆者の意見も交えながら、わかりやすく書かれていると思います。

この本を読んで思ったのは、auは実にうまいビジネスモデルを考えたなぁと思いました。
着うたって、単純に携帯電話の性能による制限のせいで着メロどまりだったのを、
性能がアップしたおかげで歌が入れられるようになった、というものではなかったのですね。
FMラジオと連動して、気に入った曲をダウンロードできるようにしたり、
CD発売前に先行して着うたをダウンロードできるようにすることで、いい宣伝になり、CDの売上に貢献。
FMラジオ、ネットコンテンツ、音楽業界すべてが潤うようになっている、いわゆるWIN-WINとは
こういうことか、と思うくらいいいビジネスモデルになっていると思いました。

新規事業参入によって、今後はMVNOという事業形態も考えられるらしいし、
そうなると携帯のプラットフォームに強みをもっているうちの会社も
何か面白いことができるかもしれません。
携帯業界が変革していく中で、うちの会社がのし上がれるよう、うまいビジネスモデルを
考えられるようもっと勉強し、アイディアを出していこうと思いました。