改めて、犠牲になられた方々の後冥府をお祈り致します。
甚大な被害に、原発の問題、復興は元より人々の心と身体の健康が回復して、本当に安らぐ事が出来るまでは、まだまだなのかなと思います。
東北地方は元より、日本の各地で震災の対応を巡り議論や防災の準備が進められています。
お話を私達の活動の拠点になる岡山市東区犬島についてさせて頂きます。
岡山県や周囲の地域は非常に災害が少ない地域だと言えます。
大きな地震も有りませんし、水害も他の地域の比較になりません。
本当に奇跡的なエリアだと言えます。
しかし、未来への備えと言う意味なら少しニュアンスが変わって来ます。
小さな離島では、何か災害があった場合に避難誘導や救助を外部から呼ぶ事が出来ません。
年一回、津波の規模を想定した訓練も実施されますが避難場所に移動してからの救助ヘリですから、脚の弱い高齢者や車椅子の方には、かなり厳しい対応になります。
私達のNPO法人シナジーの活動の中には、しっかりと犬島の自治の為に役立てる様にすることを定款の中にも盛り込んでいます。
しかし、本当ならば若い移住定住者がたくさんいて自治活動が行わなければなりません。
東北地方の教訓を生かして、離れた西日本の瀬戸内の島も準備を進めて行きたいと、改めて思う次第です。