ようやく昨日の三部作について語ることができます


観た順番とは異なりますが、まずはこの作品


『チャイルド44』


ミステリ好きの方にはお馴染みかもしれませんが、トム・ロブ・スミスの処女作を映画化したものです


全体としては飽きることなく楽しく観ることができました


が、原作を知る私、原作を知らないメンタルちゃんの双方から、ちょっと足りないよねという感想が出ました


まず、原作を知る私からすると、700頁以上ある原作が映画化することで薄まってしまった感じがしました。原作ではシリアルキラーの描写はもっと詳細に書かれていましたし、殺人の動機やレオが殺人事件を追う動機付け、ネステロフ署長の葛藤なども書かれていました
正直、映画では主要人物の行動に意思があまり感じられなかった気がします


一方、原作を知らないメンタルちゃんからすると、まず背景がわかりにくく、そのうえ殺人鬼を追うレオを描きたいのか、秘密警察との関係を描きたいのか、描きたいものが拡散していて消化不良に感じる、とのこと




ということで、期待が大きかっただけにちょっとなというのが正直なところです。とはいえ観てつまらないということは決してないので、観る価値はあると思います
ただ、場面や時代転換が多く集中力が必要なので、コンディションを整えて観た方がよいです



結論としましては、オススメ度★3.5、社会主義における秘密警察の怖さ★4.5、トム・ハーディのロシア人ぽっさ★4.0を差し上げます





残るは二作品。両方とも後味が良い作品ではないですが、片方は駄作です