先達見習いのブログ

先達見習いのブログ

先達見習いが綴る、遍路・巡礼のお勉強ブログ
一人前の先達を目指し、日々是精進!

Amebaでブログを始めよう!
東日本先達会より、毎年5月に行われる定時総会の案内状が届きました。


定時総会の後に、昼食、特別講師により講演会があるのですが、

年会費2,000円、総会研修費5,000円、合計7,000円・・・

ちょっと、高くないですか・・・
私の場合、会場までの交通費だけで、往復1万円かかるので、主婦としてはこの出費はかなり痛い・・・主婦だけでなく、きっと若年層の方も痛いはず!

年に一度のことですし、参加したいのはやまやまなのですが、もう少し考えてほしいな~
これじゃ、裕福なシルバー層ばかりになっちゃいますよ
今年に入って初の百観音巡礼☆
栃木県宇都宮市にある「大谷観音」にお参りしてきました。
坂東三十三観音霊場の第19番札所でもあります。
少々、風は冷たかったですが、青空に恵まれて、お参り日和でした。

ここは、「大谷石(おおやいし)」でも有名な場所で、辺りは岩壁に囲まれています。
ここ大谷寺もまた、大谷石の岩層の洞窟内にある、大変珍しい洞窟寺院です。

御本尊は、岩壁に彫られた高さ4メートルの千手観音様☆
弘法大師作と伝えらる日本最古の磨崖仏です。
目の前にお姿が見れた時は、圧巻でした
(※堂内撮影不可。写真は拝借させていただきました。)

~御詠歌~
名を聞くも 恵み大谷の観世音
導きたまへ 知るも知らぬも

その他、釈迦三尊像、薬師三尊像、阿弥陀三尊像の磨崖仏も☆

これらは、大変貴重な石仏とされ、国指定の特別史跡、さらに彫刻としても国の重要文化財に指定されています。

また、宝物館もあり見学できます。
目玉は、ここで発見された国内最古の縄文時代の人骨が、ほぼ完全な形で展示されていました

さらに庭園に進むと、弁財天様が☆
昔、この池に住んでいた毒蛇が悪さをしていましたが、弘法大師が秘法をもって退治したところ、毒蛇は心を入れ替え白蛇となり、弁財天様にお仕えしているそうです。
参拝後、白蛇の像の頭をさすると御利益があるそうですよ!
私も、2匹の白蛇さんをナデナデしてきました巳年ですし、ご利益あったら嬉しいな~

山門を出てほどなくすると、戦後に建立された高さ27mの平和観音様がいらっしゃいます。
広場になっていて、休日の今日は小さなお子様たちも元気よく走りまわっていました。

今年も、少しずつですが、時間を見つけて、坂東三十三観音巡礼をしていきたいと思います(^人^)

遍路修行では、各札所のご本尊様(本堂または金堂)とお大師様(大師堂)にお経を(読経または写経)を奉納いたします。

四国八十八ヵ所霊場会が推奨する札所での勤行次第をご案内しましょう。

合掌礼拝(がっしょうらいはい)
胸の前で合掌し、三礼しながら恭しくみ仏を礼拝したてまつると唱えます。

開経偈(かいきょうのげ)
開経偈を一返唱えます。
無 上 甚 深 微 妙 法
(むー じょー じん じん みー みょう ほう)
百 千 万 劫 難 遭 遇
(ひゃく せん まん ごう なん そう ぐう)
我 今 見 聞 得 受 持
(がー こん けん もん とく じゅー じー)
願 解 如 来 真 実 義
(がん げー にょー らい しん じつ ぎー)

懺悔文(さんげのもん)

懺悔文を一返唱えます。
我 昔 所 造 諸 悪 業
(が しゃく しょ ぞう しょ あく ごう)
皆 由 無 始 貪 瞋 痴
(かい ゆう む し とん じん ち)
従 身 口 意 之 所 生
(じゅう しん く い し しょう しょう)
一 切 我 今 皆 懴 悔
(いっ さい が こん かい さん げ)

三帰依文(さんきえもん)

三帰(さんき)三竟(さんきょう)を三返ずつ唱えます。

三帰
弟子某甲 尽未来際
(でしむこう じんみらいさい)
帰依仏 帰依法 帰依僧
(きえぶつ きえほう きえそう)

三竟
弟子某甲 尽未来際
(でしむこう じんみらいさい)
帰依仏竟 帰依法竟 帰依僧竟
(きえぶつきょう きえほうきょう きえそうきょう)

十善戒(じゅうぜんかい)

十善戒を三返唱えます。
弟子某甲
(でしむこう)尽未来際(じんみらいさい)
不殺生 不偸盗
(ふせっしょう ふちゅうとう)
不邪淫 不妄語
(ふじゃいん ふもうご)
不綺語 不悪口
(ふきご ふあっく)
不両舌 不慳貪
(ふりょうぜつ ふけんどん)
不瞋恚 不邪見
(ふしんに ふじゃけん)

発菩提心真言(ほつぼだいしんしんごん)

発菩提心真言を三返唱えます。
オン ボウジシッタ ボダハダヤミ

三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)

三摩耶戒真言を三返唱えます。
オン サンマヤ サトバン

般若心経(はんにゃしんぎょう)
般若心経を1巻唱えます。
仏 説 摩 訶 般 若 波 羅 蜜 多 心 経
(ぶっ せつ ま か はん にゃ は ら み た しん ぎょう)
観 自 在 菩 薩   行 深 般 若 波 羅 蜜 多 時   照 見 五 蘊 皆 空
(かん じ ざい ぼ さつ  ぎょう じん はん にゃ は ら みっ た じ  しょう けん ご うん かい くう)
度 一 切 苦 厄  舎 利 子  色 不 異 空  空 不 異 色  色 即 是 空
(ど いっ さい く やく   しゃ り し    しき ふ い くう   くう ふ い しき    しき そく ぜ くう)
空 即 是 色  受 想 行 識 亦 復 如 是   舎 利 子  是 諸 法 空 相
(くう そく ぜ しき  じゅ そう ぎょう しき やく ぶ にょ ぜ  しゃ り し   ぜ しょ ほう くう そう)
不 生 不 滅  不 垢 不 浄  不 増 不 減  是 故 空 中
(ふ しょう ふ めつ  ふ く ふ じょう  ふ ぞう ふ げん  ぜ こく う ちゅう)
無 色 無 受 想 行 識    無 眼 耳 鼻 舌 身 意  無 色 声 香 味 触 法
(む しき む じゅ そう ぎょう しき  む げん に び ぜっ しん い   む しき しょう こう み そく ほう)
無 眼 界 乃 至 無 意 識 界   無 無 明 亦 無 無 明 尽
(む げん かい ない し む い しき かい  む む みょう やく む む みょう じん)
以 無 所 得 故  菩 提 薩 垂  依 般 若 波 羅 蜜 多 故
(い む しょ とく こ   ぼ だい さつ た   え はん にゃ は ら みっ た こ)
心 無 圭 礙  無 圭 礙 故  無 有 恐 怖  遠 離 一 切 顛 倒 夢 想
(しん む けい げ   む けい げ こ   む う く ふ     おん り いっ さい てん どう む そう)
究 竟 涅 槃   三 世 諸 仏   依 般 若 波 羅 蜜 多 故
(くう ぎょう ね はん  さん ぜ しょ ぶつ  え はん にゃ は ら みっ た こ)
得 阿 耨 多 羅 三 藐 三 菩 提   故 知 般 若 波 羅 蜜 多
(とく あ の く た ら さん みゃく さん ぼ だい  こ ち はん にゃ は ら みっ た)
是 大 神 呪   是 大 明 呪   是 無 上 呪   是 無 等 等 呪
(ぜ だい じん しゅ  ぜ だい みょう しゅ  ぜ む じょう しゅ   ぜ む とう どう しゅ)
能 除 一 切 苦   真 実 不 虚   故 説 般 若 波 羅 蜜 多 呪
(のう じょ いっ さい く   しん じつ ふ こ    こ せつ はん にゃ は ら みっ た しゅ)
即 説 呪 日    羯 諦 羯 諦    波 羅 羯 諦   波 羅 僧 羯 諦
(そく せつ しゅ わっ  ぎゃ てい ぎゃ てい  は ら ぎゃ てい   は ら そう ぎゃ てい)
菩 提 薩 婆 訶  般 若 心 経
(ぼ じ そ わ か     はん にゃ しん ぎょう)

御本尊真言(ごほんぞんしんごん)

各札所の「本尊真言」を3返唱えます。
御本尊によって御真言が異なります。
各御真言は本堂前にも記載されています。
また経本等を参考にしてください。
・不動明王(ふどうみょうおう)札所番号 … 36・37・45・54
ノウマク サンマンダ バサラダンセンダ マカロシヤダ ソワタヤウンタラタ カンマン
・釈迦如来(しゃかにょらい)札所番号 … 1・3・9・49・73
ノウマク サマンダ ポダナン バク
・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)札所番号 … 31
オン アラハシャノウ
・地蔵菩薩(じぞうぽさつ)札所番号 … 5・19・20・25・37・56
オン カカカビ サンマエイ ソワカ
・弥勒菩薩(みろくぼさつ)札所番号 … 14
オン マイタレイヤ・ソワカ
・薬師如来(やくしにょらい)札所番号 … 6・11・15・17・18・22・23・26・33・34・35・37・39・40・46・50・51・59・67・74・75・76・77・88
オン コロコロ センダリマトウギ ソワカ
・千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)札所番号 … 8・10・16・29・38・43・58・66・71・80・81・82・84
オン バサラタラマキリク ソワカ
・十一面観世音菩薩(しゅういちめんかんぜおんぼさつ)札所番号 … 13・27・32・41・44・48・52・62・65・79・86
オン マカキャロニキャ ソワカ
・観世音菩薩(かんぜおんぽさつ)札所番号 … 37・69・83・85・87
オン アロリキャ ソワカ
・馬頭観世音菩薩(ばとうかんぜおんぼきつ)札所番号 … 70
オン アミリトウドハンバウンバッタ ソワカ
・阿弥陀如来(あみだにょらい)札所番号 … 2・7・30・37・47・53・57・64・68・78
オン アミリタ テイセイ カラ ウン
・大日如来(だいにちにょらい)札所番号 … 4・28・42・60・61・72
オン アビラウンケン バサラ ダトバン
・観世音菩薩(かんぜおんぽさつ)札所番号 … 37・69・83・85・87
オン アロリキャ ソワカ
・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)札所番号 … 12・21・24
ノウポウ アキャシャ キャラバヤ オンアリキャ マリボリ ソワカ
・大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)札所番号 … 55
ナムダイツウチショウプツ
・毘沙門天(ぴしゃもんてん)札所番号 … 63
オン ペイシラマンダヤ ソワカ

光明真言(こうみょうしんごん)

光明真言を三返唱えます。
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン

ご宝号(ごほうごう)

お大師様のご宝号を三返唱えます。
南無大師遍照金剛
(なむだいしへんじょうこんごう)

回向文(えこうもん)

回向文を一返唱えます。
願わくは この功徳をもって 普く一切に及ぼし
(ねがわくは このくどくをもって あまねくいっさいにおよぼし)
我らと衆生と 皆ともに仏道を成ぜん
(われらとしゅじょうと みなとともにぶつどうをじょうぜん)

合掌礼拝(がっしょうらいはい)
「ありがとうございます」と述べ、合掌し礼拝をします。

以上が基本的な次第になりますが、さらに加えて、各札所の御詠歌やお大師様の御和讃を唱えることも推奨されています。(※御詠歌や御和讃についてはまた後日)
その場合には、光明真言の次にお唱えするとよいでしょう。

また、大師堂で勤行は、お大師様が御本尊様なので、御本尊真言は省略します。
たまたま見つけたこの映像
「千手観音の往復ビンタを検証」

千手観音様には怒られてしまいそうだが、発想とその技術がスゴイ(;^_^A

前回に引き続き、参拝マナーについてご案内します。

お遍路さん同士、片手合掌をして挨拶をしましょう
道中、金剛杖を持っていますので、行き交うときは片手合掌でも失礼になりません。
お遍路さんに限らず、お四国の方も挨拶してくださいます。
一期一会を大切に、元気に挨拶しましょう!

札所では菅笠は付けたままでよい
札所に参拝の際、帽子などは取りましょう。
菅笠は法具とされているので、付けたままで参拝してもよいとされています。

他人のろうそくから火を点けない
線香や灯明は、自分(または種火)から点けましょう。
他人のろうそくから貰い火をすると、その人の「業」をもらうとされています。

他の参拝者に迷惑がかからないよう配慮しましょう
線香は中央から、灯明は上の段からお供えし、後から来る参拝者に配慮しましょう。
また、お堂の前を陣取り、通行の妨げになっては、他の参拝者に迷惑です。
特に複数人での参拝時は、邪魔にならないよう端に寄り、小さく一か所に固まってお参りしましょう。

橋の上では杖をつかない
これは弘法大師が十夜ケ橋の下で野宿をした話に由来しています。
今も、お大師様はお四国を巡錫中であり、橋の下でお休みかもしれないという思いからの習慣です。

数珠は首から下げない
諸説ありますが、切腹する武士が首から数珠を下げていた故事に基づいて「功徳が積めない」というから、数珠は首から下げてはいけないといわれています。左手で持ちましょう。

食事、トイレの際は、輪袈裟をはずしましょう
輪袈裟は礼拝の正装具です。不浄の場では、はずすのことを忘れずに。

お接待を受けたら
お接待を受けたら「南無大師遍照金剛」と三遍唱え、納札を手渡します。
またお接待は基本的に断ってはいけない事とされています。

宿に着いたら、まず杖先を洗いましょう
杖はお大師様の化身として大切に扱います。
宿に着いたら、まず杖先を水で洗い、部屋の床の間、または所定の場所に安置しましょう。

以上が基本的な参拝マナーです。
その他、細かいことは色々ありますが、とにかく他者への配慮を忘れずに参拝することを心がけましょうね
今回は、基本的な参拝方法についてご案内します。

一、山門
  門前で合掌し、一礼して境内に入る。
  帰りも一礼を忘れないようにしましょう。

二、手水場
  口をすすぎ手を洗い、心身を清めます。
  右手で杓を取り、左手→右手→左手に水を汲み口をすすぐ→杓の柄を清める。
  (杓は直接口につけず、必ず手に水を受けましょう。)

三、鐘楼堂
  鐘は参拝前につきます。参拝後についてはいけません。
  (戻り鐘は縁起が悪いとされています。)
  また早朝などの時間帯や、近隣への配慮も忘れずに。
  つけない寺院もあるので、必ずしも行わなくてもいいです。

四、本堂
  灯明1本、線香3本をお供えし(灯明は上の段から、線香は中央から)、
  指定の箱に納札(準備した方は写経)を納めます。
  お賽銭(額に決まりはありません)は投げずに入れ、
  読経をします。(※読経についてはまた後日)
  まわりの参拝者に迷惑がかからぬよう、団体の場合は、小さくまとまって参拝します。

五、大師堂
  大師堂に行き、本堂と同様に参拝します。

六、納経
   納経所にて、納経帳などに、ご朱印をいただきます。
   納経料は、納経帳300円、笈摺200円、掛け軸500円です。

参拝のマナーについては、次回にご案内します


お遍路をする上で、心得ておきたい十善戒(じゅうぜんかい)☆


十善戒とは仏教における十悪を否定形にした、戒律です。
お遍路でも、必ずお唱えします。八十八ヵ所では、本堂と大師堂でお唱えしますから、少なくとも176回は宣言する訳です。


私自身は、これを仏様の前でお唱えすることで、禊がれるような気がします。



  • 不殺生(ふせっしょう) 殺生をしてはならない。

  • 不偸盗(ふちゅうとう) 盗みをしてはならない。

  • 不邪淫(ふじゃいん) 淫らなことをしてはならない。

  • 不妄語(ふもうご) 嘘をついてはならない。

  • 不綺語(ふきご) 言葉に虚飾があってはならない。

  • 不悪口(ふあっく) 悪口を言ってはならない。

  • 不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使ってはならない。

  • 不慳貪(ふけんどん) 強欲であってはならない。

  • 不瞋恚(ふしんに) 怒ってはならない。

  • 不邪見(ふじゃけん) よこしまな心でものを見てはならない。


私が尊敬する今は亡き和尚様が、この十善戒の解釈を残しているのですが、とても素晴らしい言葉なので、皆様にもご紹介したいと思います。



生命(いのち)尊びて、あわれみふかく、我はあたたき人とならん



与えられざるものを、手にすることなく、我は他人(ひと)の幸せをもたのしまん



道ならざる、愛慾をおかすことなく、我は正しき愛を守らん



言葉貴びて、責任(せめ)をみださず、我は実語の人とならん


綺(かざ)り巧みて、つくろうことなく、我は素朴の人とならん



ののしりて、ひとをあなどらず、我は愛語の人とならん


両舌(なかごと)して、ひとの交わりをさかず、我は和合の人とならん


ものを、おしみて、むさぼることなく、我は施しを念(ねご)う人とならん



いかりにくらみて、己を失わず、我は度量(ゆるす)人とならん



因果の法則を疑ごうことなく、我は黙々として善(よき)に精進(はげ)まん


お遍路のときはもちろん、日々の生活も、この十善戒を忘れずに過ごすことが大切ですね☆


一、摂取不捨の御誓願を信じ、同行二人の信仰に励みましょう。




二、何事も修行と心得て、愚痴・妄言を慎みましょう。




三、現世利益の霊験を信じ、八十八使の煩悩の波を静めましょう。




冒頭、いきなり失礼しました。
初心にかえり、お遍路の三信条からお勉強していきたいと思います。



まず一番ですが、「摂取不捨の御誓願」とは、お大師様が御入定される2年7ヶ月前の高野山万燈会の願文
「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願いも尽きなん」
(この世がなくなり、悩みや苦しみを持つ人が一人もいなくなるまで、救い尽くすであろう)


そう述べたお大師様が、我々巡拝者の傍らに寄り添って、ともにその行いを見守ってくれている「同行二人」という信念をもって巡拝することが肝心です☆という意味です。


次に二番ですが、お遍路は旅そのものが修行です。身に起こることは、自分の修行と心得て、心やすらかに過ごさなければいけません。
人間には、限りなくほしがる「貪(むさぼ)り」、他人を傷つけ、自らも損なう「瞋(いか)り」、物事の道理をわきまえない「癡(おろか)さ」がつきまとうといわれています。
仏教では、これを「三毒(さんどく)」とよんでいます。
これらは、目標の達成の障害こそなれ、決して益にはならない、という信条です。

最後に三番ですが、「現世利益」とは、仏様によってこの世で救済されること☆
決して、お金が儲かることではありません。
「煩悩」とは、制御調整をはずれた欲望のこと。
「倶舎論」という書に、「八十八の見惑」とよばれる誤ったものの見方や考え方が列挙されており、四国の霊場の数の根拠とされています。
しかし本来「欲望」は、排斥されるべきものではなく、よりよく発揮されるように仕向けることが正しいあり方です。
札所を巡ることで、八十八の煩悩をおさえ、悟りを目指しましょう!

遍路をすることで、おのずと心の変革が行われていくものですが、実際に行動に移す前に、心得として知ることで、より一層その効果が深められることでしょう