結論から言うとヘケタは、2014年初頭に主任へ昇進してから半年で課長を任命されました。
このスピード感は小規模の会社の魅力でもあると思います。
この半年間の過程において、前の記事と同様ヘケタは当たり前の業務を当たり前にこなしてきただけで特に変化はなかったと思います。
変化があったのは、ヘケタを取り巻く環境でした。
ヘケタの部門は
部長→課長→主任→平社員といった組織構成となっており、小さな会社のため、部長は会社の役員も兼ねておりました。
(正確に言うと、役員が部長を兼務している部長不在という状況でしょうか)
組織構成を整理すると以下のような感じでした。
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<全体:11名>
役員兼部長1名
↓
課長1名(10年以上の古株)
↓
主任1名(ヘケタ)
↓
平社員5名
↓
パート3名
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ヘケタが主任になった2014年初頭は、
従来とは畑が違う新商品の開発、市場の開拓が会社としての優先事項となっており、発案者は役員を兼ねている部長でした。
部長という指示よりもどちらかというと役員からの決定事項がそのまま現場に降りてくる・・・というような指揮系統となっており、現場とのハレーションが徐々に出てきて、この頃から部長と課長の衝突が目立つようになってきました。つまり関係が悪化していきました。
そうです、つまり部長の右腕である課長が機能しなくなってきたので、左腕としてヘケタに声がかかったのです。古株社員である課長のオウンゴールとも言えます。
ヘケタは出世欲など大してなかったので、本当に棚ぼたのような昇進となりましたが、上司である課長は部下に並ばれたわけですから、気分が良い辞令ではなかったと思います
ヘケタも突然の昇進に喜びというよりも戸惑いや気まずさの方が勝っていたように感じます。
この頃は自分としては特になにかやり遂げて出世している感覚がなく、役職に仕事力が追い付くかなぁ、とかそんなことばかり考えていました。
最終的には「流れに身を任そう」という感じで、役職に少しでも追い付くようにとりあえず頑張ろうという感じで受け入れてました。
「役職が人をつくる」・・みたいなその時の自分を応援してくれるようなポジティブなブログなんかをWEBで検索して読んでいたように感じます
長くなりましたが、まとめますと
・役員が部長職を兼務しておりポストに空きがある組織構成だったこと
・役員へ現場の仕事が伝わりやすい会社規模だったこと
・上司と役員の衝突があったこと
このことがヘケタが昇進した要因だったと思います。
次は課長→部長編を書いてみます