平成18年夏、会社を辞めたサラリーマン | 会社を辞めたいなら  -会社での出世と給料アップと断った男-

平成18年夏、会社を辞めたサラリーマン

時は2006年8月

人口180万人の日本最北の政令指定都市、札幌の市中心に位置する大通り公園



その日は好天で、雲ひとつ無い真っ青な空。何かを祝福するような青空だった。

札幌といえども暑い日は暑い。

最近の札幌は湿度も高くなってきた。本州よりはカラッとしているのかもしれないが、この日も、暑い日だった。



その大通り公園で開催されているビアガーデンで、平日の昼間から中ジョッキを交わす者たちがいた。




そのそばには、ネクタイを緩め、上着を片手にかけ、もう一方の片手で額の汗をぬぐいながら歩くサラリーマンたち。


そんなサラリーマンを尻目に、ビールを楽しむ者たち




“退職おめでとう! 乾杯!!”


   ・・・退職!?





定年退職を祝うには若すぎる若者たち。退職したと思われる男性も30代半ばくらいだろうか?

サラリーマンを辞めたらしい。

しかも彼は、会社ではそれなりの地位と給料をもらっていたという。



リストラで生活に困っている人間もいるこの世の中で、職を失って、『乾杯』である。

ヘッドハンティングでもない。

次の会社が決まっているわけでもない



   なのになぜ乾杯か? 何とも不思議な光景。



彼に訪れた退職は【人生の転機】であるが、この【人生の転機】を招くキッカケは、その前年、2005年5月にあった。



  ・・・つづく

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