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「駐在妻、はじめましたっ！」
冷やし中華はじめました、みたいなノリで麦が地元福岡の友達数人にＬＩＮＥ送信したのは、もう五年前。
大祐のベトナム赴任が決まってから、すぐに家族帯同を決めた。
理由は、今思えば短絡的だったのかもしれない。
年齢的に、というか、もっと色んなことを考えるべき時だったかもしれなかった、あの頃。
それなのに、通勤中の、お決まりのネット検索で、
〝ベトナムの女性は美人でスタイルがいいから、夫を単身赴任させると危険！絶対浮気する！〟
そんな記事を読んでしまったものだから。
麦はその時、駐在員の夜遊びというより、〝駐在妻〟って響きのがなんとなくエロくないか？、なーんて能天気に考えていたのだから、どうしようもない。
それは〝人妻〟という響きがエロい事に単に似ていただけで、深い意味はなかった。
（え～っと、それから…？）
〝東南アジアの駐妻(ちゅうつま)ライフ☆
ハウスキーパーに、専属のドライバー、駐在員の手当ては手厚く、帰国後にはマイホームが現金で買えるほど貯金が貯まっている…〟
そんな記事に踊らされた、というわけではないが、その時麦はすでに、正社員の仕事を捨ててでも行かない理由などない、そう意気込んでいた。
興味のあることにすぐ飛びついて没頭しては、すぐに飽き、次の刺激を求め始める。
よく言えば向上心。
悪く言えば逃げ癖。
そしてまた、その病気が再発していた。
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本当に、生ゴミが臭わないこの袋のおかげで
ウチは三角コーナーも高い生ゴミコンポストも不要です
色々あるけど、BOSが最強