『ゼミ』

但し

勝つことは

有る側面では、


というお話


ばななかリンゴか忘れたが
そんな輩の研究をしていたあの子は
揚々と
『自死をする作家は嫌いだ』と
『どんな理由であれ、


まぁ よくも

書く苦しみを初めて味わい
自殺する作家の気持ちがわかりました。』
しんみり終りを迎えた 渦の中で

シウマイ弁当の中の杏子は
ただ 浮いていて

前者の方が
かっこいいよなと
どよめいたのはそもそも
母体があちら側の集団だから

格好いいだと?

正しさが
ディベートで
負けたなら

さぁ 世界は

砂を噛むように
鰓が張っては緩み
安っぽく見えた
あの子の赤ら顔


勝者は 君だった


いやぁ そうなんだよね