金融について考えるー1
先々週の日曜日、竹中平蔵が朝のTVに出て、「グレーゾーン金利が必要だ」と、またしても言い出したのにはあきれてしまいました。中小企業が発展させるには、貸し金業者が必要。貸し金業者を廃業させないためには、グレーゾーン金利が必要だというわけなんだそうです。
総務大臣をやめてからも、あちこちでこんなことを言っています。
竹中平蔵前総務相がグレーゾーン金利廃止批判 竹中平蔵前総務相は21日、大阪市内で講演し、「グレーゾーン金利」の廃止を盛り込んだ貸金業規制の改正法について「金利を規制することは価格統制をやるということだ」と批判した。講演会は民間シンクタンク関西社会経済研究所(関西社研)が主催。 竹中氏は「(金利に)上限を設けたら必ず供給が減る」と指摘し、「貸金業者が大量に廃業しようとしており、中小企業の資金繰りにも間違いなく影響してくる」との見方を示した。その上で多重債務の問題解決については「破産法制を見直し、本当に立ち直れない人を破産させてあげるべきだ」と主張した。 また、辞意を表明した政府税制調査会の本間正明会長について竹中氏は、本間氏が所長を務める関西社研の活動に触れ、「関西社研は非常に重要な役割を果たさなければいけない。引き続き、本間先生を中心にぜひその大きな機能を果たしていただきたい」とエールを送った。 (2006年12月21日19時47分 スポーツ報知) |
お前、貸し金業者のスポンサーか?
中国から安価な品物が供給過剰になっている状態で、供給を増やしても意味がありません。
それに、グレーゾーン金利を設けると、銀行の横暴が目に余るようになります。
仕事をしない銀行を太らせるための、恣意性が見え隠れします。
このままでは“円”と日本”は見捨てられる ――最近は「コンプライアンス不況」と呼んでもいいようなことが起きている。耐震強度偽装問題が原因で改正された建築基準法のために建築住宅着工件数は激減している。消費者金融のグレーゾーン金利廃止もそうだ。まさに「官製不況」という声もある。 |
土地転がしと地上げでバブルを起こしたのは、一体だれですか?
不良債権処理に国民の税金を投入しておいて、何考えてんだ、おぃ。
カネの流れをさらに不健全にする気かぇ?
本当にメスを入れないといけないのは、金融改革ではなくて、行政改革なんですよ。
改革の順序を間違えたのは、他でもない、あんたでしょ。