地域公共セミナーがあった。
これは今年度から始まった岡山県議会の事業である。
これでまで政治哲学や社会保障制度などをテーマに
岡山大学の先生たちが私たち岡山県議会の為に
講演をしてくださった。
昨日のテーマは道州制であった。
この話題は1970年代からあったそうで、
テーマになりは消えという連続だったようである。
今、何故道州制なのか?
関西では大阪、京都、神戸などは同じ経済圏であったり、
行動可能範囲がほぼ重なりあうものであったりする。
そして、道州制となれなば、国から自立してできる領域が広がる。
これは魅力的だという気持が湧くのも自然である。
では、中国地方はどうなのか?
5県とも経済圏もちがうなぁ~
行動範囲も共通とは言えないぁ~
・・・・・・・
強いて挙げれば、
中国地方で国の出先機関が整理されている。
これで中国州と決めてしまうのは、
関西よりも消極的過ぎる。
道州制は究極の地方分権と唱えた人もいたが、
行政の都合だけで進めるべきものでもない。
住民にとってメリットが何なのか、
地域はどう変わるのか、
この二点についてもっとはっきりと良し悪しを語るべきであろう。
二時間の講演を聞いてみて、
この議論はまだまだ時間を必要としているようだとつくづく感じた。
太田 正孝