自然現象と病気の話題が新聞記事にありました。

 

参考程度にご一読いただければ幸いです。

 

 

 

<2017年9月10日の読売新聞「くらし健康・医療」より>

 

熊本大学や国立環境研究所などのチームからの発表です。

 

黄砂が観測された日の翌日に心筋梗塞を発症した人の数は、他の日に比べて1.46倍多かった、との解析結果が発表されました。

 

さらに腎臓病や糖尿病が持病の人はそれぞれ2倍、1.8倍に上がったとのことです。

 

 

 

さてその原因は? 解釈の仕方は??

 

「黄砂には様々な大気汚染物質や微生物などが付着していますが、因果関係を解明するにはさらに研究が必要で、健康な人は今の段階では心配し過ぎることはない」とのコメントがありました。

 

そうですね、気にしすぎることはないです。黄砂ごときで心筋梗塞になってたまるか~ と思います。

 

 

 

以前から気象と病気(特に心血管系)との関係は報告されています。

たとえば気象前線通過が循環器疾患の関連死を増加させるという報告(Int J Biometeotol 2015)や、気象前線(寒冷も温暖も)が脳梗塞を増加させるとの報告(Hiroshima ‘Emergency and Weather’)もあります。

 

人間も自然界の生き物であり、自然環境の影響も受けるだろうということはなんとなく理解できます。ですが気にしだすときりがないので、これからの時期、急な温度変化に気を付けていくという注意喚起にご活用いただければと思います。