子供の礼儀礼節を学ばせるために
「空手」を習わせる親御さんが
とても多くいらっしゃいます。
それ、本当にあってると思います?
私は、空手界に身を置いて35年・・・
その私が声を大にして言います。
「武道の先生は皆、聖人君子ではない!」
どちらかというと・・・
変わり者の方が多く
とても狭い世界だけで生きてきた人特有の
社会性ゼロの「弊害」を持った人も珍しくなく
特に競技の中だけで生きて来た人は
完全に「勝者至上主義者」なので
より高い注意を払う必要があります。
また、空手や柔道は元をたどると
「相手を死に追いやる技術」
を練習するものでして
武道=礼儀礼節と考える人が多いですが
根本的な序列は
「技術に優れているもの」
が上に来るので
相手を殺す技術がより優れている人が
敬わられる構造です。
つまり、非常識な世界なんです。
その根本を・・・
子供を通われる親御さんは
いの一番に理解する必要があります。
だから、怪我はして当たり前ですし
事故は普通に起きますし
不祥事も頻繁に報じられています。
先生が生徒を蹴って
「骨折」だの「脱臼」だの「網膜剥離」だの
普通にありますし
私の友人も30年前に
極真の某超有名選手が指導する道場で
その先生のローキックで
靭帯が3か所断裂して、緊急手術を受けました。
そんな話は、ザラです。
私自身も、極真の某全日本チャンプの先生と生徒の関係で
靭帯損傷2回・あばら骨折なんて何度もあり
当時は「あ、わり~」の一言だけで
全て自費で治療しました。(笑)
左膝は後遺症が残っていますが
選手たちは皆ボロボロなので、普通の出来事です。
皆さんがご存じの例では・・・
■オリンピック女子選手がパワハラを受ける
全空連のナショナルコーチが
オリンピック代表女子選手から
「パワハラ」を受けたと訴えられる。
顔を竹刀で突いて、目を負傷させたが
ナショナルコーチはそんな事実は一切ないと反論。
その後、全空連は、パワハラは無かったと公表し
暴力的指導は存在しないと断言。
指導時に竹刀は持っていたが
「選手が竹刀に自ら顔を突っ込み目が当たった不慮の事故」
と結論付ける。
■元オリンピック代表選手が強制わいせつ
全空連の元オリンピック選手が
知人女性を酩酊させ、強制わいせつ。
懲役3年の実刑。
■有名道場の先生が強制わいせつ
九州のフルコンタクト空手道場で
62歳の先生が13歳未満の生徒8人に強制わいせつ。
懲役30年の実刑
最近だけでも、これだけ大ニュースとなった
事件が出てきます。
先生に竹刀で目を突かれ負傷した女性選手。
その選手に対して全空連が
「自分から当たりに行った。」
としたのにもビックリしますが
このコンプライアンスガッチガチの時代に
竹刀を持って指導していたという
オリンピックのナショナルコーチに
驚きを隠せません。
「なぜ?竹刀を持ってたの?」
「叩くためでしょそれ?」
それなのに・・・
「暴力的行為は一切行っていない」なんて
落語のオチじゃないんだから。(苦笑)
また、一番有名な事件は・・・
■柔道金メダルのコーチが生徒3人と・・・
オリンピック柔道金メダルを2度も取った
妻子を持った有名コーチが
大学の教え子3人と同時に不倫し
未成年に酒を飲ませて強制わいせつ。
訴えられたら、俺は悪くないと公言し
相手に非があったと赤裸々に証言し
「同意の上だった」と平然と無罪を主張するも
懲役5年の実刑。
こんな人たちがね。
子供たちに「先生!先生!」と言われ
礼儀礼節を語っているわけです。
はっきり言って、こいつらに微塵も
礼儀礼節はないですよ。
社会性の欠片もない・・・
人を傷つける技術に長けた人が・・・・
空手の先生と言われている現実を・・・
世の中は、本当に理解しなければなりません。
ろくでもない「先生」に自分の子を預けてしまうと
ただただ、粗暴粗悪になるだけです。
もちろん、立派な人も居ます。
武道として、精神育成を真剣に考え
子供たちに対して真剣に向き合っている人も
知っています。
私がもうかれこれ23年師事している
大道塾の森直樹(六段)は、その一人です。(^^)
でも、そんな人は、とても少ない。
我が子に武道を学ばせようとしている親御さん方!
優勝経歴とか肩書なんて、何の意味もありません。
流派も無意味です。
フルコンタクトだの伝統だのなんでも良い。
空手じゃなくても
柔道・柔術・合気道・弓道・居合道すべて同じ。
実際、体を強くしたいのであれば
体操教室のほうが早いです。
日本的な礼節や姿勢を学ばせたいのであれば
茶道や書道の方が優れているでしょう。
じゃあ、なんでお前は空手をやってるの?

(先月の稽古風景)
良く同年代の知人に聞かれます。
50代の同業者は・・・
ほどんど「ゴルフ」に夢中です。
でも、私はゴルフをやったことがありません。
だって、空手の修行に忙しいから。
本当の武術を学べる場所に巡り合えれば
人生は、180度変わります。
今、無くなりつつある
昔の古き良き日本の職人社会では
仕事が生き甲斐だと皆、口を揃えていました。
物を作る技術は、先が見えず
手の抜けばドンドンと衰え
磨けば磨くほど向上していくもので
死ぬまで、自分の「手先」と
向き合う必要があったからです。
その職人気質の民族性が
今の経済大国の日本を築き上げ
世界一の企業であるトヨタなどの礎になっています。
今の世の中で・・・
「仕事が生き甲斐」なんて言う人は
本当に少ないです。
皆、なんとなく働いてますよね?
そして、なんとなく給料をもらい
なんとなく遊び
なんとなく歳を取ってる。
でも・・・
生涯、己の手先の技術を追求し
磨き続けるという自己研鑽あると
「人は何のために生きるのか?」
という永遠のテーマの
答えになってくれように思うのです。
職人方に言わせると『職人道』ですね。
「術」を磨き続けると「道」になります。
空手も同じです。
空手を代表とする「武道」は・・・
手に職がない現代人に
生き甲斐を与えてくれます。
生涯の友となって
死ぬまで、傍にいてくれます。
かの大山倍達は、死ぬ間際
「拳の握り方がいまだに解らない」
と言ったとか。
空手とは、そういうモノです。
決して、礼節を学ぶところではありません。(笑)
とにもかくにも
自分をひたすら見つめる作業をする。
その場所が空手道場です。
だから・・・
道場に行けば、自動的に何かが身に付く訳ではない。
生徒が自分と向き合う方法を知らなければ
3年やっても10年やっても何も変わらないのです。
職人の話に少し戻りますが
昔、日本の職人文化では
教えるという事がありませんでした。
「傍にいて、見て感じて覚える。」
今、それをやるとモラハラなんて言って
教える側が訴えられるのかな?
話は戻ります。
本物の武道家も同じです。
常に技を研鑽しつづけ
日々、己を厳しく律している様を
見せるだけ。
礼儀礼節なんで教えられなくても
そんな先生の傍にいるだけで
おのずと身に付くものです。
本物と触れ合うことがいかに重要か
お解りいただけますでしょうか?
だからこそ、道場選びは慎重に。
小さな子を持つ親の一人として
心からのご忠言とさせて頂きます。
以上
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