皆さん、ごきげんよう。
私が平成学芸会会長です。

令和3年、初のご挨拶となります。
再びの緊急事態宣言布告に伴い各地・各分野に大きな影響を及ぼそうとしています。
私たち平成学芸会も同じで、やはり日頃の学芸会活動にも影を落としています。
本当に深刻な非常時の世の中です。
それでもやっぱり「どんなときでも人は楽しさや面白さを求める。なぜなら、それこそ日常をきらびやかに彩る大切な糧であるから」という思いは強くなる一方で、苦しく、辛く、悲しい日常を生きる人間にとっても、「励まし」や「癒し」ともなるのだという再実感を伴って、その思いは今と未来を見据えた「ささやかにも麗しい希望」であるかのような感慨すらあるのです。

「素直」という言葉があります。
人間は喜怒哀楽という感情の起伏が常に心身を波打たせるものですが、それを他者隣人へあからさまにぶつけることは「子どもの特権」としても、大人もどこかで内に秘めたる喜怒哀楽へ「素直」になるひとときがあってもいいと思うのです。
もちろん「子どもの特権」よろしくそれをあからさまにすることは「大人らしさ」を欠いた格好悪いことですが、「喜びたいときに喜ぶ」「怒りたいときに怒る」「哀しいときに哀しむ」「楽しいときに楽しむ」そして「笑いたいときに笑う」。
そんな「ひととき」がどこかにあってもいいと思うのです。
私は平成学芸会も、そんな「ひととき」を過ごせるホームルームの一角の役割を果たせることができればいいなとも思っています。

この過酷な時代に迎えた令和3年。
私はやはり今年もこう思います。
「今年も半径500メートルの日常をエンターテインメントにする年に」と。

みんなで素敵な年にしていきましょうね!
本年もよろしくお願いします。

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