皆さん、ごきげんよう。
私が平成学芸会会長です。

今日は秋分の日ですね。
正しくは秋季皇霊祭という日本の大祭日になります。
欧米のナショナルデーに比べると、どうも日本の祝祭日は盛り上がりに欠けますよね・・・。
歴史的伝統に基づいた祝祭日のいわれをよく知って、大いに盛り上がりを見せるような、そんな文化的な日常を育んでいきたいものです。

各地・各分野に深刻なダメージを与え続ける新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)ですが、「新たな日常」やら「新しい生活様式」やらと世界は「コロナ後」に向けての新たな発展段階を模索し始めています。
「自粛ムード」がすっかり板についたかのような(?)私たち平成学芸会ではありますが、その間、平成学芸会員各自がそれぞれ自分なりに学芸会活動を個々に楽しんでくれていることは何よりの喜びであり、救いでもあります。

地上波においても「新たな日常」を踏まえた番組収録を行っていますので、平成学芸会もそうした諸々の努力や工夫を踏まえた「新しい学芸会活動」のスタイルを確立していくことが重要だなと思っています。
「コロナ後」を見据えて創意工夫を重ねながら学芸会活動のネクストデザインを模索していきます。

私たちが常に思っていることは、コンセプトとして掲げている「半径500mの日常をエンターテインメントに」ということ。
「コロナ前」の「当たり前の日常」が今や「非日常」と化した「コロナ禍」は、世界・人類へ新しい思想、新しい文化、新しい風俗、新しい習慣によって社会全体の精神的様相を改める努力を突き付けていますが、そうした新しい人類文化への変革という世の中で私たちが掲げるコンセプトは、将来へ向けて日々の新しい日常を過ごす方々へのささやかな「エール」になれるのではないかとも思っているのです。
これは「願い」とも「祈り」とも言っていいかもしれません。
たとえ平成学芸会員でなくとも、「半径500mの日常をエンターテインメントにする」という気持ちで周囲を見つめ、楽しむ日常を育む人が一人でも多く増えてくれれば、暗い世の中もふんわりとやわらかい明るさがともる素敵な世の中に変わる気がするのです。

令和2年も残り100日程度となりました。
残る月日でやりたいことや、まだ今年やり残していることなどがいろいろと頭に浮かんできます。
季節は秋。
「○○の秋」といいますが、やはり今年の秋も「半径500mの日常をエンターテインメントにする秋」にしていこうと思います。

Copyright(C) 平成学芸会 All rights reserved.