皆さん、ごきげんよう。
私が平成学芸会会長です。

「おうちであそぼう」のコーナーです♪
昨年の10月10日にこちらでもお知らせ&呼びかけをさせていただきました日本運動協会(Nippon Athletic Association 英略称:NAA)のPRを含め、児童レクリエーションのボールゲームである「トラチトリ」をあらためてご紹介します。

西暦紀元600年頃のマヤ遺跡などで発見されたコート跡から考古学的に明らかとなったボールゲームを「トラチトリ」といいます。
当時は4人が1チームになって長さ28メートルばかりのコートで、直径10センチ~12センチの硬いゴムのボールを扱いました。
ボールを扱っていい部分は、身体のひざ、太もも、尻、腰、ひじに限られ、(1)相手方の選手のこれ以外の部位にボールをぶつける。(2)相手側の後方の壁にボールをぶつけるか、壁を越すかすれば得点になり、また(1)中央コート側の壁の外へボールを出す。(2)壁に設けられた石環の近くで待ち受けると失点になったそうです。
一方の側壁から突き出された石の環にボールを通り抜けさせれば、それまでの点数に関係なくゲームセットとなったそうで、重くて小さなボールをひざや太もも、腰やお尻、ひじに当てて石の環を通すことは難しいため、成功した選手は英雄となったそうです。
※優勝した選手はそのご褒美として「神様の生贄になれる」という名誉が与えられたとか・・・!!!💦

もちろんこのコート内のボールゲームは宗教行事であったとみられていますが、ボールを扱う部位が限られていて、ボールが環を通ればすべてに勝ること、などがサッカーやバレーボール、バスケットボールなどの複数の球技(球戯)の考え方に似ていて面白い。

日本運動協会は児童レクリエーションのボールゲームとしてこのトラチトリを復興し、その専門チームとして発足したものです。

「おうちであそぼう」というテーマの第一弾はこの「トラチトリ」。
お家の室内で遊ぶことを条件にした「おうちでトラチトリ」のひとつのアイデアです。

◇用意するもの
100円ショップで売られているソフトサッカーボール、紙風船、ゴム風船、お手玉
※どれでも楽しめます。

◇遊び方
二つの相対するチーム(1人VS1人でもOK)が間(ネットなどで区切ってもOK)を挟んでボールを打ち合い、得点を競います。

◇ルール
1.身体のひざ、太もも、尻、腰、ひじだけでボールを打ち合います。
2.できるだけボールを床面に落とさないようにしましょう。

◇得点
相手の身体のひざ、太もも、尻、腰、ひじ以外の部位にボールをぶつける。

◇失点
自分の身体のひざ、太もも、尻、腰、ひじ以外の部位にボールがぶつかる。

◎身の回りの状況(お部屋の中にある家具・レイアウトなど)をよく見て遊びましょう。
◎ルールに合わせた遊び方を考えて、みんなで仲良く遊んでください。

お部屋の中も素敵なテーマパークになりますし、半径3m以内の日常にもエンターテインメントにするヒントはいっぱいあります。
この非常時ではありますが、お家の中でみんな一緒に楽しいお部屋遊びを楽しんでいきましょう♪

家にいよう。みんなのために。
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