ソウル3日目、玄関を開けるとそこは・・・
朝ごはんは、近くの食堂に食べに行っていましたが、歩いている最中にも頭に雪が積もっていました。
午前は、高空籠城の現場へ激励訪問!
ソウル市のエネルギー公社が運営する施設の塔ですが、この最上階部分に、二人の労働者の方々がのぼっておられます。
24時間闘争で、地上には降りてこられません。
食事は下から上に上げているのだそうです。
…ちなみに、ソウル市と争議は関係ありません。
社長のソウルでの事務所が近くにあって、一番高い塔だから登っているのだそうです。
地上では、同じ労組の人たちがテントを張って支援体制を作っておられました。
テントというか、立派な小屋です
委員長から話を聞きます。
民主労組金属労組のチュンナムドウ非正規ファインテック分会。
当初700人いた組合員が、現在は5名。
けれど、偽装倒産に屈せず、正規雇用と団交権、組合を認めること、社長はこれまでにウソをついてきたことを反省してほしい、民主政府への要求と、解決を求めているそうです。
籠城して377日目、闘争!
韓国のマンホール蓋・・
歩いていてたまたま出会った、青年の支援のための公的施設です。
ソウル市雇用センター青年就業特化スペース
相談、職務分析相談、職業指導もやっています
イベントを開催できるスペースがあります
個別の打ち合わせなどに使えるスタディルームもあります
青年に翼を
この絵のまんま、「青年就活に翼をあげよう」というスローガンで、「つばさサービス事業」というのをソウル市はやっていますが、ユニークで、1年に最大10回の無料面接支援、面接用のスーツレンタル、就活写真の無料撮影、ヘアメイクサービスもあるのだそうです。
当事者の声が活きた制度ですね。
夜は、青年ユニオンの新委員長と、所長さんと交流の場をもち、取り組みなど意見交換をしました。
青年ユニオンのこの間の大きな成果は、政府の公的機関である経済社会労働委員会の委員に、青年ユニオンからも委員となることができたこと。
政労使のメンバーで構成され、今回、女性、非正規、青年のメンバーが委員に新たに加わったそうです。
委員長はムン・ジェイン大統領が務め、大統領に直接意見を言うことができる場で、画期的なことだそうです!
すごいですね!日本では考えられません。
・・・まぁ安倍氏に何か言いたいとも思わないですがね。
また、釜山映画祭で働く青年たちが、釜山市長に対し交渉し、最賃以下であった賃金の見直し、夜勤手当の支払いを勝ち取る成果もあったのだそうです。
これまで、最賃委員会やソウル市の中でパク・ウォンスン市長と共にやってきたが、国に対しても、青年政策を一緒にやっていこうと提起していて、青年基本法を通すことを働きかけているのだそうです。
パクウォンスンソウル市長とも懇談を多く持ち、「回顧禁止」(昔青年だった人たちは、「昔はこうだった~」と言いたがるので、「回顧」すること禁止、という意味)とか、経験の長い人と短い人が話すときは長い人が多く話がちなので、お互いに話せる時間を決めよう、法律で決めちゃおう、とか、半分冗談だが半分は本気で、青年に対し意識をちゃんと持ってほしいと、パク・ウォンスン市長に要求しているとのことでした。
面白いですね!
日本でも学費値上げの問題があることとか、青年問題について交流を深めました♪