空が蒼くていいお天気でしたね♪

 

足立区役所

 

先議の議決がおこなわれ、反対討論をさせていただきました♪

 

今回は、補正予算に対しては一括して反対としました。

 

この間、各方面の方とやり取りをおこなってきた案件があります。

看取り助成で、小規模な事業所を対象とした、東京都のインフラ補助事業です。

大先輩議員の方にも多大な尽力をいただき、前進も開かれました。

 

けれど、補正予算を見ていると、どうしてこれは今年度はダメなんだろうと思えて仕方がありません。

決算委員会も控えていますが、補正の審議でも、納得いかないことに賛成はできないなと考え、反対討論をさせていただきました。

 

 

労働争議の大先輩のかたから、「いつもいつもファイティングポーズではいけないよ」とご助言いただいたこともあり、今回の討論はマイルドテイストにしました♪

 

今回は「悲しみ」を軸に構成しました。

 

グリーフ grief

 

という言葉、皆さんはご存知ですか?

最近、審議会でお知り合いになったかたから、教えていただきました。

 

深い悲しみ・悲嘆・苦悩・強い悲嘆

 

なのだそうです。

そのお話が心に残っていて、反対討論をやろうと思いついたときに、この言葉が結びついたのでした。

 

今回は区民のかたたちと事前に予行演習をして、聞いてもらって使う文言を整えました。

けど、宿舎借り上げのところはそのあとに、各課へのヒアリングを踏まえて新しく追加した段落です。

いわゆる「流れ弾」ってやつですかね。

決算委員会の質問項目を今準備していますが、こちらも「流れ弾」が多いかもしれません・・。

皆さんベテランのプロ公務員だし、うまくよける術もお持ちでしょう♪

 

週明けからいよいよ!

頑張っていきましょう♪

 

 

【反対討論・全文】--------------------

 

補正予算に反対の立場から、発言します。

この補正予算には、防犯カメラ設置補助4300万円余の増額や町会・自治会館整備助成の増額1000万円等の増額補正が入っています。聞くと、6月末で既に138台の申請があり、のびがいいので規模を増やす、また想定を上回って手があがったので増額したとのことでした。

 

しかしその一方で、補正に含まれなかった補助事業があります。

そもそもこれは、東京都が全額負担する10/10負担の間接補助事業で、足立区の持ち出しは「ゼロ」、区を窓口とするのみの東京都の助成事業なのですが、区による誤った事業評価により、H28年度から始まっている事業にもかかわらず、今年度も採用されず、申請を希望する区民・区内で介護事業を営む事業者のかたは理不尽を被っておられます。

 

新しい介護ケアのニーズがあるときに、足立区は新たな事業の需要に即応できず、今の区政が、硬直化した区政運営となってしまっていることを、悲しみをもって受け止めます。

弾力的に、緊急的な事案であれば即応できる区政で、何故、在れないものなのか。

 申請の相談に来られた区民の方に対し、介護保険課の窓口で、区の職員の方は「そんなに補助金がほしいのか」という、区民に対し暴言とも受け取れる言葉を言ったそうです。

 

事業者のかたは、丁寧で、よりよいケアをおこないたいと考え、介護事業所を立ち上げられました。

自分の資産もつぎ込み、時間も費やし、人生の最後を穏やかに迎えられるよう、看取り期まで対応したホームホスピスのような地域の住まいを作って、地域の多様な介護需要を支えておられます。

そんな区民の方に対し、そんなにカネが欲しいのか的な言葉は、あまりにも上から目線で、酷い対応ですし、そもそも「都」の助成事業であり、足立区の持ち出しは「ゼロ」です。

 「看取りに対応した小規模な住まい」に対し、きちんと事業評価をおこなわずに、間違った論理で区民の方の求めを切り捨てる区政に、強い違和感を、感じます。

区民に寄り添う姿勢の区政への転換を強く求めるものです。

 

もうひとつ付け加えると、今回の補正には「介護職員宿舎借り上げ支援補助」780万円余が入っていますが、足立「区外」に住んでいる、つまり足立区民でない方も補助の対象に含むにもかかわらず、足立区内の小規模な介護事業所は、借り上げ住宅補助の対象から、外されてしまいました。

 

保育のほうの借り上げ支援は、「区内在住」に限り、かつ企業主導型や無認可を除いた、ほぼすべての保育事業所を対象としています。

介護のほうでも、そうあってほしいと願うものです。

 

区民ではない方に新規事業で家賃補助をおこなう一方で、区民でありかつ区内介護事業者の方が必要とする、足立区持ち出し「ゼロ」の事業を評価しない姿勢は、あまりにもひどいと思います。

 

そうした、今回の補正案です。 少なくとも私は賛成をしてはいけないだろうと思い、「足立区だからダメなのかな」とつぶやかれた、区民の方の深い悲しみを代弁し、全補正に一括して反対を表明し、私の反対討論と致します。