昨日、一般質問が終わりました。
今議会は3月末まで続きますが、ひとまずひとつの役割を終えました。
議会は本来自由な討論の場ですが、議員同士が自由に討論をおこなうことはめったにありません。
議題に沿って、案を提案したり、賛成・反対を述べたり、一般質問をおこなうことくらいです。
議員個人の考えを公に示す機会である一般質問は、街の課題を示し、傍聴してくださる区民の方々に議論を喚起し、住民自治を実質化する契機でもあります。
質問には、政策提案型、課題・責任追及型、自己主張型などいろいろありますが、委員会での質疑は議案に関する内容確認で意見を述べることは基本的にできませんが、一般質問はいわゆる「フリースタイル」。
行政全般にわたって、方向性、方策などをただすことができます。
力を入れて取り組む場でもあります。
前書きが長くなりましたが、その一般質問を終えました。
前々回の議会で憲法論議をしようという議決がされたことを受けて、憲法を全体的テーマとしてみました。
取り上げたい事柄が多く、25分の時間ではたりなかったです。
原稿の文字数も、これまでは1分300字で作成していましたが、今回はなるべく多くをとりあげるため、1分350字で作成しました。
聞いていただくと、かなり早口かと思います。スミマセン・・・
それでもまだまだ取り上げたいテーマがありましたが、これまでにやっていない事柄や要望の多い事柄を選んで組み立てました。
今回取り上げられなかったテーマは、今後機会をとらまえて、扱っていきたいと思います。
ところで。
表題は何かというと・・・
これは質問の中で、生活保護の方の介護用具の購入に関しての質問への、再答弁への心の声です。
今回の事例はポータブルトイレに関してでしたが、介護事業者が身体や介護状況から判断した物品の指定に対し、区は一番値段の低いものでないとだめといって、結論ありきの対応をすることへ、区民の方からお怒りを受けました。
プラスチック製と木製と、機能が違うから少し割高にはなっても木製と判断したのに、より安いプラスチックしかだめと言われたとのことです。
もしそれで、軽いプラスチックをつかったために、使用に際し転倒等起こした場合は、私に関係する場合であれば、区を相手に裁判に訴えると思います。
そう考え、区に転倒等の時に責任取るかも聞きましたが、とらない、と明言されました。
怒れ!憤れ!
まさに怒り、を感じた瞬間でしたね。
『怒れ!憤れ!』とは、自由フランス軍に参加したレジスタンスの闘士、ステファン・エセル氏の著書のタイトルです。
目を見開き、怒るべき対象を見つけよ、
無関心な姿勢でいたら、人間を人間たらしめる大切なものを失う、
怒りの対象に、自ら挑む意志である、
人権の侵害は、相手がだれであれ、怒りの対象となるべきだ、
と、貧富の格差、人権侵害に対し怒りを持って生きることを投げかけておられます。
やっぱり、人間は怒りを忘れてはいけないと、改めて思った一般質問でした。
会議中継は、こちら足立区議会ウェブサイトからご覧いただけます♪
http://www.gikai-adachi.jp/yousu/vod2018_1.html