沖縄に金城実さんという芸術家の方がおられます。
「沖縄を叫ぶ」と題して金城さんを追ったドキュメントが放映されました。

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武器が芸術ですよ
ピストルとか刃物じゃなくて
鉄砲じゃなくて

知恵ですよ

役に立ちたい
自分の作品が   民衆の

虐げられた人間ですよ
沖縄の人間のように
ばかにされて「土人」だといわれて
そこに誇りがあるわけや  誇りを取り戻すための
「解放の武器たりうるか」
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金城実さんとの出会いは、高校生の時でした。
当時の日本史の先生から借りた一冊の本、
「沖縄を彫る」
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読んで、衝撃を受けて、オキナワという歴史に強く関心を持ちました。

その後、集まりなどで実際に金城さんにお会いし、話を聞き、韓国・ヨンヤンでの「恨の碑」の除幕式にて、エイサーを踊らせて頂きました。

「恨(はん)」とは韓国の言葉で、成し遂げられなかった強い思い、の意です。
思い半ばに無念の死を遂げた人々の、その想いを碑石として表したのが金城さんの「恨の碑」という彫刻作品です。

「肝苦さ(ちむぐりさ)」という言葉が沖縄にはあります。
相手の苦しみの中に自分も溶け込んでいって、
ともに苦しみを味わうというのが「ちむぐりさ」の言葉であり水平思考、だと。

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ドキュメントの最後ー
金城さんの彫刻、芸術作品の根底にある思いに触れられます。
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2人の女性の像ー

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運動というのはね
一番底辺の人間をね
イメージと想像と実践しない限りね
成り立たん


「運動」の言葉は「政治」にも置き換えられると思います。
底辺の人々への想像ができない政治は、害悪である。
即刻ご退場願いたいものです。

沖縄読谷村に行かれた方は、ぜひ金城さんの作品をご覧になってみて下さい♪