昨日は、12月議会の最終日で、採決がありました。

この間、ともにつくる会からだしていた、被ばく関連の対策をもとめる請願2本が、不採択とされていました。

本会議では、これに対し反対討論をしました。

今日は、議会報告などの定例会に来てくださっている支援の会の方も傍聴に来てくださいました。

ありがとうございました!


キャプチャ画像より~

歩いているところ。


しゃべっているところ。


動画は、区議会ウェブサイトから見ることができます。


◆「請願・陳情の採決・討論等」

7分くらいからが私のところです


http://www.gikai-adachi.jp/yousu/vod2015_4.html


(しゃべった内容)


請願者の区民の方の声を代弁し、請願不採択に対して、反対する討論をおこないます。


 今日は、12月21日ですが、1年前のこの日には、こうして自分が議員になって議会に立っていることは想像できませんでした。
 私が、政治家になろうと思い立ったきっかけは、昨年おこなわれた、福島県での県知事選挙です。人づてに応援に入ることとなり、皆さんはご存知でしょうか、福島第一原発が立っている、地元双葉町で、事故当時・町長をされていた、井戸川かつたかさんが立候補され、井戸川さんを応援しました。


 何を、私たちは訴えたか、それは「あなたは、放射能から、子どもを守っていますか?」ということです。浜通りから中通り、会津と県下全市町村を選挙カーで走り、仮設住宅を訪れ、訴えました。
 「放射能のことは言えない雰囲気がある」「先生しかいない、助けてください」と、井戸川さんの手をとって涙ながらに訴える農家の方々、福島の市民の素直な気持ちに触れました。
 そういった、声を上げられない人たちの声を代弁していくことの必要性を、体感しました。

 弱い立場の人が、強者の足元に泣き寝入りすることを、なくしていきたい。
弱い立場の人の声を代弁していきたいと考え、市民運動の基盤をおく地元足立で議員になることを決意して、今があります。


 足立区の公報に、区内の放射能の数値を測定した値が、小さく掲載されています。見ると、0.05マイクロシーベルト毎時とか、0.07といった、事故前に等しい数値です。
 けれども、この請願文にあるように、この間明らかになってきているのは、除染が必要なほど線量の高いところがあるってことです。これを、どう対処するのか。今の区の対策で、こういったホットスポットを見つけられないこと自体を真摯に反省し、総合的な対策を検討する必要があります。


なぜなら、一番被ばくの被害を受けるのは、子どもだからです。
放射性物質を含む土ぼこりを吸い込んでしまうと、セシウム137の生物学的半減期・38日間はずっと放射線がこどもの体を中側から傷つけ続けることになります。だから、マイクロホットスポットといえるほどの狭い範囲の汚染であれ、なくしていきたいと願うのです。


やろうと思えばやれることがあるのに、なぜ対策をやらないのか。疑問を感じます。
刻々と変化している区内の放射能汚染の状況を把握し、これまで蓄積した経験を活かした対策を講じることは、行政だからこそできることです。


ぜひ、この場におられる44人の議員のみなさん、請願者の方の思いをくんでいただき、否決に対し反対の態度表明を行っていただきたいと求めます。

そして、この議決をケーブルテレビをとおしてご覧になっている皆さん、傍聴に来られているみなさん、みなさんの地域から選出されている議員が、どのような態度表明をおこなったか、よく見てください。そして、みなさんの感想を、率直に伝えてくださるよう求めまして、私の反対討論とさせていただきます。