午後からは、また学習会に参加してきました。
地方財政のテーマで「生活保護の財政問題-財政圧迫のウソホント」。

講師は立命館大学の森裕之教授です。

しっかりした、分厚い資料をもとにした情報量の多い講座でした。

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生活保護が増えると財政を圧迫するという自治体が多いですが、それはウソ。
4分の3を国が負担します。
残り4分の1の自治体負担を含め福祉事務所運営費などについては基準財政需要額に算定されて地方交付税措置がされるので、原則として地方自治体財政への圧迫はありません(不交付団体を除く)。

そういった生活保護をめぐる昨今のウソと現状についてのお話しでした。

印象的だったのは、生活保護受給者の自尊心を大切にした関わりが行政に必要ということで、「行政ハラスメント」にならないよう気をつけねばならないという点でした。

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後半は公共事業について。
コンパクトandネットワークとうちだされているが、コンパクトとは地方の周辺の切り捨てに他ならず、スーパーメガリージョン、国際競争力を強くもつ東京に一極集中させていくことが本質ということです。
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インフラは廃止しにくく、ハコモノが廃止され都市中心部に集約されていく。
周辺に暮らす人の暮らし生活破壊が進行する施策であろうとのことです。

こうやって政府が地方に縛りをかけて政策の実行を強制させていくのかとよくわかりました。

公共経営はどうあるべきか、より踏み込んで研究していきたいです。