新年度が始まり、多くの若者が新社会人としてデビューした。希望に満ち溢れて働く若者が多い一方、すでに「辞めたい」と嘆く声も。ネット上では、毎年恒例ともいえる流れが話題になっている。




■「新入社員退職RTA」に沸くネット民
ツイッターでは「新入社員退職RTA」という言葉が流行中。RTAとは(Real Time Attack)のことで、入社から退職までのタイムを競うというもの。入社1日目にして退職した新社会人の報告を待ちわびる声があがっている。

世の中世知辛い事を知った新入社員退職RTAはーじまーるよー

— こあてち (@coRe_R_C) April 2, 2018

早く新入社員の退職RTAのゴールする人出ないかな

— 不労所得 (@atmark680) April 2, 2018

新入社員退職RTA始まってんな

— くろねこ (@kro_coffee_p) April 2, 2018

また、新入社員らしきアカウントでは「会社辞めたい」「初日だけどバックレたい」との声も。

■「初日からバックレやがった」
また、実際に辞めた人がいたという報告も。

え、まってww
新入社員2人入ったんやけど
1人いないな思ったら
昼にやめてもう帰ったぽいww😖
1日で辞めた人はいるけど
半日は初やなww

— せやかてくどう (@seyakatekudoou) April 2, 2018

今日入社予定の人が初日からバックレやがったwwwww
休みの予定とかパーだよ(´・ω・`)チクショウ

— ぽんじゅ (@yzwrk) April 2, 2018

新入社員に今年入ってからのぼくの労働時間言ったらやめちゃいました、人類最速二時間辞職です(´・ω・`)

— こいけせら (@seraveeeeeee) April 2, 2018

■「つらかったら辞めていい」とアドバイスも
「新入社員なのに辞めた」がネタになっている一方で、社会人の先輩からは「つらかったら会社を辞めていい」といった趣旨のツイートも。

長時間労働や過労死が注目されて「ブラック企業」という言葉が浸透し、働き方を見つめ直す機会が多い昨今。かつては「入社から3年は耐えろ」といった価値観で無茶な労働をしていた人たちも多かっただろう。

こういった背景も込みで「無理だと思ったら1日で辞めていい」と勇気づけるツイートも流れている。

新社会人のみなさんへ
・仕事をしてて辛いと感じたら休みましょう
・休みが取れなければ労基に行きましょう
・合わないと感じたら1ヶ月でも辞めていいです
・募集要項を今一度確認しましょう実際の内容と違うなら辞めましょう
最後に
・死ぬのだけは絶対無しです
・死ぬ前に会社辞めましょう
僕より

— まふ3@術前旅行 (@mafumafu3) April 1, 2018

ということで、クソ会社はどこまでもクソなので我慢してるだけ無駄です。
入社半年で辞めた僕でも遅かったと思ってるくらいです。
1日目でヤバいと思ったら辞めていいよ。その直感、だいたい当たってるから。

— ゴウ | やりたいことリスト100 (@updateplan) February 23, 2018

新入社員の皆さんに贈る言葉に現実のせちがらさ感じて辛くなる

つらくなったら逃げていいです。やめていいです。その会社に居続けなくても生きる術は必ずあります。
でも逃げるなら建前でもいいので会社に連絡はしてください。休むなら連絡はしてください。やめるときも然りです。

— さわなみ_(-ω-`_)⌒)_ (@may0rab) April 2, 2018

■1ヶ月以内に会社を辞めた人は…
しらべぇ編集部が全国20代~60代の男女1,332名を対象に「入社1ヶ月以内に会社を辞めた人を知っているか」について調査したところ、全体の34.2%は「知っている」と回答した。




1日で辞めたという人は珍しいだろうが、1ヶ月という期間ならば3人に1人が「1ヶ月で退職した人を知っている」ようだ。




人生の多くを占めることになる労働だが、それだけに自分に合った働き方や環境を選ぶことは大切だ。1日で辞める判断もまた「見切りがいい」ということなのかもしれない。