あのバカ野郎に説教せねばならん。

そう、アフロ君だ。
いや、君付けなんてヤツには勿体無い。

「バカな癖にヒゲ延び散らかしてる天然パーマ野郎」
略して「バカ」だ。

何となく、説教せねばならんのだ。

ヤツとは漢の約束をしたのだ。
漢の約束、これだけは絶対に破ってはいけない掟とも言える約束だ。
これを破っては彼は夢を棄てる事になる。
彼は今、その漢の約束を破ろうとしている。


夢を目指す者にとって夢とは、「ただのゴミと同じモノ」だ。
「目指す者」それくらいのくだらないモノでなくてはいけないのだ。
夢は夢なんだ。見る事、そこで満足していちゃそんなモンゴミと棄ててしまえ。
評価はされずとも、形にして初めて道が拓けるんだ。

そう、歩まねばどこにも辿り着きやしない。草木をわけて視界を広げなければ、先は見えない。

彼、バカの事だが、それすら行わないまさにバカなのだ。

だからバカに説教せねばならん。
駆け抜けて駆け抜けて、諦めるならどこまでも行ってみてからでも構わないんじゃないかって思うからさ。
遣らずして諦めるのは本当のバカだ。


バカはバカなりにバカみたいにめちゃくちゃにバカやってりゃいいのさ。