前回の続きなのだが、公園でひとしきり遊んだ私は日もくれて陰ってきた公園を後にし、自宅へとチャリを走らせた。
帰り道の「ねんど山」がなんだが騒がしかった。
近づいて行くと、パトカー、救急車、数名の野次馬、そして木に掛かった縄で首を吊ってる友達の兄。
衝撃を受けた。
まさか、なんであんな事になってるんだと。

話は急に飛ぶが、それ以来誰も「ねんど山」には近寄らず、縄も撤去された。

さて、首を吊っていた彼についてだ。
学校、警察、彼の身内、野次馬、現場を見た私は皆事故だと思っている。
死亡推定時刻が私に出会って本の数分数十分の差だと聞いていたので、きっと足を滑らして首に縄が引っかかったんだろうと。

しかし、夢を見て思い出したんだ。
過去の見た光景とシンクロする夢を見て。

「ねんど山」で首を吊っていた彼。
足を滑らせて首に縄が引っかかってしまった。

ありえない。

首に縄がしっかりひっかかりぶら下がっている彼。

ありえない。

ありえないんだ。

だって、あの縄の輪に顎は引っ掛かっても頭が入る訳がないんだ。

思い出したんだんだ、あの輪が小さかった事を。
もし、足を滑らした所で首吊りにならない事を。

なら、事故である可能性が低いというか、ありえない。
という事は、他殺か自殺か。

夢でみた彼の目が、私に何かを訴えかけているように思えてならない。

真実はいったいどこにあるのだろうか。