人が死ぬと、その魂はカラスが霊界に運ぶと信じられていた。
だが、死があまりにも残酷な時…魂は悲しみのため休まる事がない。
そんな時、カラスはその不条理を正そうと魂を連れ戻す。

BRANDON LEE
THE CROW

てなわけでですな、私の好きな映画、クロウ 飛翔伝説について少し語ろう。

このクロウと言う物語に出会ったのは私が高校生の頃。
ドラマ「クロウ 天国への階段」がサンテレビかなんかのローカルチャンネルでやっていたのだ。
黒い服装に顔は道化のようなメイク…これ…なんだ?とか思って観ていた。
途中からみたのだが、見終わった時にはもう魅力されていた。
マーク・ダカスコスの演技が素晴らしかったのだ。
彼はエリックドレイヴンと言う主役を演じていた。
彼の演技と、シナリオが相まって私はどんどんハマっていき、ついにはこの映像作品について調べてしまった。
このクロウと言う作品、このドラマと他二つの映画があるようだ。
さらにはドラマの大本となるのが一番映画「クロウ 飛翔伝説」と言うことがわかった。
そうして私はこの映画に出会った。
クロウと言う作品を知らない人の為に簡単に説明をする。
主人公はロック青年のエリック。
最愛の恋人シェリーとの結婚を控えていたのだが、悪の一味により殺害され、シェリーも凌辱され病院にて死亡する。
そしてこの悲しい出来事が今回の記事冒頭に書いたように、カラスがエリックの魂を現世に引き戻した。
そうしてエリックの復讐劇が始まる。
意外に王道を決めた話ではあるが、素晴らしい作品なのだ。
この映画を語るに重要なのは一点。
主演のブランドン・リーである。
彼はかの有名なブルース・リーの息子である。
ブルース・リー、名前を聞くだけでも凄いとわかるのだが、この映画を見ればブランドンも全くひけをとらないと皆そう思うだろう。
一度見てくれ。
しかし皮肉な事に、こんな素晴らしい俳優はもうこの世にはいないのだ。
父親と同じく、映画の撮影中に亡くなったのだ。
このクロウ 飛翔伝説は彼の遺作なのだ。
空砲の筈の小道具に実弾が入っていた為に射殺されてしまったのだ。
しかし彼は撃たれてもなお、演じ続けたという。
悲しい話に彼もまた主人公と同じく、結婚を控えていたのだ。
映画に命を捧げたプロとして、私は彼を尊敬し、野獣死すべしと同じく、素晴らしい作品に出会えた事に感謝します。

For Brandon and Eliza.