読んでいるうちに、小説の世界に入り込んでいた自分に気づいた。

状況や背景の描写が、実際にその場で見聞きしているかのごとく順序立っていた。

だから、読みながら戦場を想像しつつ、緊迫感までもが掻き立てられる感じがした。

そして、狙撃手の中で起きる集中する感覚や心が無になる感覚が状況と対比的に想像できる気がした。


いつになく抽象的に書いたけど、ようはこの小説はすごい。

今のウクライナ戦争もあるから、賛否あるかもしれないけど、映像化して欲しいと思った。

むしろ、これだけ悲惨な侵略を受けたロシアが今はでも侵略する側にいるのがやるせない気持ちになる。


また別の角度から見ると、狙撃手がなんで遠くに小さく見える対象を撃てるのか知れることができた。

僕も一応は専門職だから、とにかく腕をきちんと磨かないとなぁと思わせてくれた。

同じ人なんだから僕にだってやってできないことはないと、期待とプレッシャーを持ちつつ、それでも巧くなってやるぜ!へへへ。