ご無沙汰しております。
不思義母ちゃんと鬼嫁、
現在冷戦中でございまして、
鬼嫁、かなりの痛手を受けております。
そろそろこちらが白旗を挙げないと、
事が進まなさそうな気がして参りました。
と申しますのも、
だいたい、不思義母ちゃんは
「え〜?私達冷戦中なの〜?
夢叶さん、何かに怒ってるの?
全然気づかなかったぁ」
という人間でいらっしゃいますのでね
数日前、義母が私に言いました。
「昨日母の命日でね、拝んだのよ。
そしたら母に、
夢叶さんの言うことを聞きなさいって
言われた気がしてね」
と笑顔で。
「私の言うことを聞くっていうのは
ちょっと違う気がするんだけど。
私は、そんなことを言いたかったんじゃ
ないんだよ」
と軽く言いました。
すると義母は、
「でも夢叶さんは、
私に分かってほしいんでしょう?
だったらさ…」
そこで私の少し開きかけたシャッターが
しまってしまいました。
分かってほしいんでしょう?
ってさ、何なの?
分かってほしいんでしょう?
なんてさ、なんか嫌〜な言い方だわ
もういいわ。
理解し合おう、理解し合いたいと
思っていたけど、それって無理かもね
と心の中で呟きました。
それ以降私のシャッターは閉まったまま。
多分、義母は気づいていません。
言い訳をする人間から、
神様は全ての才能を取り上げていく。
そんな言葉を聞いたことがあります。
なんとなく…なんとなくですが、
それがわかったような気がしました。
不思義母ちゃん、頭のかたい鬼嫁に
もう少し時間をください。
もうこれは、忘却という薬を使用する道しか
残されてないような気がするからです。
忘却という薬の力を借りて、
何もなかったことにしたいと思います。
そして、また、
何度もこの繰り返しなんですね、きっと。
鬼嫁も、もう疲れてきました。