自在結びのような張り強度調節タイプ
引き解けタイプ
用途:
テントやタープなどの張り具合を調節したい時など
メリット:
一般的な自在結び(トートラインヒッチ)より手数が少なく手軽
完全引き解けなので解除が簡単
先端側がどれだけ長く余っていても結びが面倒にならない(ロープの途中部分を使って結ぶので)
デメリット:
フリクション(摩擦)がかかるのが1箇所であるため結び目が緩いと張り強度も緩みやすい
(※ただし上手に結べていればかなり強力なフリクションがかかるので1箇所でも充分)
では手順を説明します
一連の動画
ポイント:
1つは手順(2)(3)の部分です。ループを作った時に元側が上なら重ねるのも上から、
元側が下なら重ねるのも下から
これを覚えていれば左右や上下が逆転した時でも対応出来るかと思います
もう1つは結び目の形状です
コブが4つ並んだこの形が重要です
ここをコンパクトに綺麗にギュッと締める事で強いフリクションが得られます
慣れるのも早く、簡単でデメリットよりもメリットの多い結びだと思います
さらにトラッカーズ・ヒッチなどと併用も出来ますので、覚えておいて損はないかと思います
補足・応用(2022.4.1追記)
ループにして薪や棒状のものを束ねたり、ズボンのベルトの代用品などにも使えるかと思います