人知れず微笑まん-再掲 気を発していますか

ひとりもいいが、
ひとりでは、生きていけない…


過去のある時期、
私は、二週間近く、声を(気を)一切発したことのない日々をすごしていたことがあります。
自分以外の他の誰とも触れ合いどころか、一切、人間というもの目にしないという状況にありました。

「宅急便でも来ないかな」
「間違い電話でもないかな」
そんなことすら思い、
心の底から、自然と人との触れ合いを希求していたのです。

自分以外の人に会うということは、気を発することなのです。
息を吸えば、吐くことが必要なように、様々な気を溜め込んでいてはならないのです。

神や仏や仙人とは、異なり、生身の人間です。
森林浴もいいことですが、
人と会うということ、
いえ、人間を目にするだけでも、安心感があるのですね。
(※肌が合わない=苦手な人は除きます)

世の喧騒から逃げたいと思います。

誰にも会わずに、一人でいたいと思います。
しかし、人との触れ合いを希求しているのです。

「人間は勝手だ、一人がいいと言っていた癖に、さびしくなっている」とよく言います。


でも、私はそれを勝手だとは思いません。
一人になりたいのも本当の心ですし、さびしいと思うのも本当の心です。


二律背反するのが、人間の心なんですね。