弱いものが

よろこびが集まったよりも
悲しみが集まった方が
しあわせに近いような気がする

強いものが集まったよりも
弱いものが集まった方が
真実に近いような気がする

しあわせが集まったよりも
ふしあわせが集まった方が
愛に近いような気がする
― 星野富弘著 『四季抄 風の旅』立風書房 ―


人の痛みを
とても、ご理解された
やさしい詩だと思います。

※星野 富弘さん(詩人・画家)のこと

群馬県勢多郡東村(現・みどり市)に生まれる。
群馬県立桐生高等学校、群馬大学教育学部を卒業し、
1970年に高崎市立倉賀野中学校に体育教師として着任したが、
2ヵ月後に公務災害(体操部の指導中、宙返りの模範演技で失敗)により
頸髄損傷の重傷を負い、肩から下の機能が麻痺する。

9年間におよぶ入院生活の間に、
キリスト教の洗礼を受け、
母親の献身的な看病や看護師、看護学生らの助言を受けながら、
口にくわえた筆で水彩画、ペン画を描き始め、後に詩を添えるようになった。

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