こんばんわ〜照れ

先日の話の続きですが今日はノンクラスプ義歯について話していきたいと思います。


ノンクラスプ義歯とは金属のクラスプ(金具)が付いていない入れ歯です。クラスプが付いていないので見た目にも良く、入れ歯を入れているのも気付かれにくい為、たくさんの方に選択されている義歯の1つです照れ
しかしどんな欠損にでも適応するかと言われればそうではありません!
簡単に言えば残っている歯が少ない程、入れない方が良いです。
理由は残っている歯に負担がかかり過ぎてその歯の寿命を短くしかねないからですプンプン
残っている歯が多ければ支える歯も多いので入れ歯の動きを抑える設計をすれば問題ありませんが、逆に残っている歯が少なければそれだけ支える歯も少なく、噛んだ時の入れ歯の動きを抑えるのも難しく下手したら支えてる歯自体がダメージを受けてしまいますえーん
それが蓄積されてグラグラと動き出し、ついには抜けてしまうガーン
これがこのノンクラスプ義歯の怖いところです。最初は審美的に良かったのに気付いたらどんどん歯が抜けていっていつの間にか…
と、恐ろしい話をしましたがこれは適切な設計がされていない例え話であって、ノンクラスプ義歯がすべて抜歯装置だと言ってるわけではありません。
私達も事前に設計相談を受けますし、中にはもちろん無茶なケースもあります。そんな時は脅しをかけても止めさせますニヤリ
審美的な入れ歯はノンクラスプ義歯だけではありませんし、前にも話しましたがクラスプの種類の中には目立たない様に設定できるものもあります。
入れ歯は動いてしまっては噛めないですし、適切な設計と適切なパーツを用いればある程度、目立たず違和感も抑えてくれると思いますのでこういう時はその症例に適した設計を提案させて頂いていますウインク

入れ歯は未経験ですが今度知り合いのドクターに印象採ってもらって試しに入れてみようと思ってます照れ仕事が忙しいのでかなり先になりそうですが自分で金属床を何種類か製作して入れてみて違和感の有無や発音障害、その他もろもろ気になる点を試してその経験を活かせる設計をしていきたいと計画しております。

長くなりましたが本日もお付き合いありがとうございました。