『ユニバース戦士……私達ゴジュウジャー以外の、指輪でエンゲージしている戦士をそう呼ぶらしい……歌の力で恨みを晴らしたガオレッド……さて次は、どんな指輪の戦士が現れるのか……? テガソード様!お導きください!』
・
ジャンボフランクをかじって歩く吠。
「やっぱうめえ。」
「それはバイト代だ。買い出しには、真剣に臨め。」
「分かってるよ、任しとけ。」
そして竜儀たちを見つけた老人が一人……
「食べながらほっつき歩きおって、最近の若者は!」
すると近くの空間が開き……
ーーーーマナーを教えて差し上げたいか?
「ああ、全くじゃ……あああああ!?」
老人を媒体にノーワンが登場!?
(一歩間違ったら禽次郎にも取りつきそうな)
「初めてお目にかかります。私はノーワンワールド、マナーナンバー1……以後、お見知りおきを……」
「ああ、これはご丁寧にどうも……」
ノーワンの名刺を受け取る竜儀。
「やってる場合か!ノーワン、ぶっ飛ばしてやる!」
「……初対面の相手に『ぶっ飛ばしてやる』と言うのは、マナー違反!」
ノーワンの能力で吠にマナーチェーンが!?
「マナー違反を犯すたびに重くなる、特別な鎖です……」
「てめえ……外しやがれ!」
「仕方ない……ここは私が」
ーーー交通安全!ストップ!
突然全員に止まれの標識が現れ、新しいユニバース戦士が出現!?
「あなた、今足が1.5cmほど車道に出ていましたよ!?危険です!」
その声に聞き覚えがある竜儀……
「何者ですか、と尋ねたいところですが、名乗る時は自分から、私、こういう者です……」
名刺を差し出したノーワンを、キックで彼方へぶっ飛ばすレッドレーサー!?
「あんな尖ったものを差し出すなんて、危険です!……竜儀坊ちゃま、お怪我はありませんか……?」
「やはりあなたは……!」
この女性は指輪の戦士、レッドレーサーにして暴神家のスーパー家政婦:家守召子!?
(女性戦士でもスカートにはならないのね)
「坊ちゃまを連れ戻しに参りました……!」
「知り合いか?」
「……遠野、逃げるぞ!」
竜儀はその場から逃亡!?
「お待ちなさい、坊ちゃまーー!」
・
「なんとか撒いたようだな……」
テガソードの里まで逃げ帰った竜儀。
禽次郎がお客にコーヒーを差し出したところらしいが……
「いらっしゃいま……ああああ!?」
「なかなか美味しいコーヒーですね?」
そのお客はメイド服の……!?
「召子さん……なぜここが……」
「私を舐めてもらっちゃ困りますよ、坊ちゃま……」
仲間には出自を明かしていない竜儀。
「言う必要もないだろう……」
そして吠が足を引きずって帰ってくる。
「おい竜儀、この鎖取ってくれ……てめえのバカ力なら取れるだろ!?」
「……坊ちゃまに対し、『てめえ』とは何ですか!」
吠と、とばっちりで一名ホイッスルの餌食になる……
召子のカーレンジャーの指輪の力「ストップ」……
「便利な力です……安全を確保するには、ぴったり!さあ、帰りましょう、坊ちゃま!」
「帰る?どこに?」
「もちろん、御実家にです!」
竜儀は代々世界に誇る天才外科医を輩出してきた名門、暴神家の後継ぎ!?
「もしかして、お坊ちゃまなのか!?」
「そう言ってるでしょう!? そして私は、代々暴神家に仕える家政婦!坊ちゃまの安全を守ることが使命!」
しかし竜儀は「あの家には戻らない」と宣言……!?
「私はテガソード様に仕えし者……父上の後を継ぐことは、できない!」
「そんなことは許されません!旦那様も、カンカンですよ!?」
ノーワンを捜索に出て行く竜儀……
「おい!?鎖取れって!おい!?」
「坊ちゃま……」
花の栞を見つめる召子……?
・
「マナー違反!マナー違反!誰か私と、マナーを競える人間はいないのですか!?」
ーー失礼します!
「私、暴神竜儀と申します!この度はマナーノーワン様とマナー対決をいたしたく、参上仕りました!」
「これはご丁寧に、恐れ入ります…… それでは、万障お繰り合わせの上、マナー対決にご参加ください!」
竜儀とノーワン(オマケ一名)のナンバー1バトル!?
・第一ラウンドは一般常識マナー。
日本住宅に上がるノーワン。
「失礼いたします…… お相手の家に上がる時は、菓子折りを持参……つまらないものですが……」
「あ。ありがとうございます……?」
〇。
竜儀→相手にお尻が見えないよう屈み、靴は下座に揃える。
〇。
吠はとりあえず握手!?
「やや!?土足で上がるのはマナー違反!?」
×!
「!?てめえも土足だろうが!?」
・ラウンド2、テーブルマナー。
「食器は外側から使う。」〇。
「食べ終わって席を立つときは、ナプキンは畳まずに……」〇。
フィンガーボールの水をお代わりする吠!?
「フィンガーボールの水は、指を洗うものです!マナー違反!」
「な、何だよフィンガーボールって!?」×。
・第3ラウンド、和室のマナー。
「襖を開けるときは、一気に開けない……失礼いたします。」〇。
「畳の上を歩くときは、すり足で……」〇。
すり足は楽勝と踏み出す吠……
「……畳のヘリを踏むのは、マナー違反です!先ほどからあなたのマナーは酷すぎます!これで反省しなさい!」×。
電撃でお仕置きされる吠。
「お、覚えてろよーーー!?」
・
推し活に励むブーケ。
「ご機嫌いかがでちゅか?ブーケ様?」
「お久しぶりです!ノーワン界伝説のヘルパー、チョウシンセイさん!」
(フラッシュマン?ヒーローモチーフのアーイーは何話ぶり?)
「ブーケ様もお変わりはないようで……でも、これは一体何でちゅか?」
「百夜陸王様ですよ!尊いお姿でしょ!?分かりますか、このカッコよさ!?」
クオンはその写真を見て……
「(あの顔、ゴジュウジャーの?コイツ気づいていないのか……?) へえ。君とお似合いだね?いつか、二人は結ばれるよ?」
「わ、私は推しに対してそのような感情は!?」
ーーーたいだマウンテンゴリラー!
「見て見て、しっかり指輪ゲットして来たよー!」
ケーキ夫妻がギンガマンの指輪を持ち帰る。
(ファイヤキャンドルさんが残念がりそう)
「流石だ、なら僕は……あの5人の指輪をいただこうか?」
「よーし、この勢いのまま行っちゃいますかー!?」
・
マナー対決で息が上がる竜儀とノーワン。
「そこの野犬と違って、あなたはマナーの基本をしっかりと抑えているご様子ですね?」
「誰が野犬だ……!?」
第4ラウンドは戦いのマナー……直前で召子のストップ!?
「またあなたですか!?」
「坊ちゃまの安全は、私が守ります!坊ちゃまは下がってください!危険です!」
レッドレーサーVSマナーノーワン。
「……あなたの戦い方は、まるでマナーがなっていませんよ!私を下したくば、マナーに則って!」
召子はマナーチェーンで捕まる……
「坊ちゃま、いけません!」
「……無論、承知いたしております!」
竜儀はゴジュウティラノにチェンジ!
「戦いは礼に始まり礼に終わる……」
「「よろしくお願いいたします。」」
ゴジュウティラノVSノーワン。
「ではこちらも!真のお辞儀の角度は、90度!」
お辞儀で攻撃を避けられ、更に洗練された小道具、名刺カッター!?
「頂戴いたしま……うわああああ!? 奴のマナーを上回るにはどうすれば……!?」
……戦闘中、吠につまづくノーワン?
「邪魔です!マナーなき者に、生きる価値なし!大体あなたね、何一つマナー守れてないじゃないですか!いいですか」
「うるせーーー!」
吠の噛みつき攻撃!?
「なんてマナーの悪い!?」
「キレたぜ!」
吠はゴジュウウルフにチェンジ、鎖を引きずりながらノーワンにマナー違反:頭突き!?
「……やっと外れたぜ!違反、違反って……それを指摘するのはマナー違反じゃねえのかよ!?こんなムカつくもんがマナーなのか!?」
「……そうか、本当のマナーとは!」
ーーーーマナーノーワンちゃん!大丈夫ですか!
ケーキ夫婦と、金アーイー搭乗のアイアイザーが増援に!?
「伝説のヘルパーチョウ、ヘルプに来ましたよ!」
「我らお助け隊、華麗に参上!」
「指輪を渡してもらおう、諸君!」
「おお、これは心強い!お三方にご臨席賜れるとは!」
「厄介な奴らがぞろぞろと!?」
するとゴジュウジャーにも残りの3人が駆けつける。
「帰りが遅くて心配したぞ!」
「指輪は奪うものだよ!みんなのハートと、同じようにね?」
「マナーなら、私だって自信あるし!」
「お前たち……」
ロボット戦は禽次郎が引き受ける。
・テガソードグリーンVSアイアイザー。
「いい子にしまちょーね、テガソードちゃん!」
「……さっきからその喋り方、止めろ!」
「何ででちゅか?」
レッドフラッシュブラスターを切り落としていくテガソードグリーン。
・
ケーキVSレオン、ユニコーン。
「(私の持つ指輪だけは死守する……!)」
ユニコーンが心を読み取り……
「へえ、ナイフさん、指輪持ってるんだ?」
「!?なぜそれを!?」
ゴジュウユニコーンがギンガマンの指輪を奪還!
「ごめんね!心の声聞いちゃった!」
「あーーーー!?指輪---!?ちょっと何やってんのよ!?」
「ごめんよハニー!新しい扇子買ってあげるからセンスのいいやつ!?」
「使わせてもらうよ!野獣遣い!」
ゴジュウレオンがガオレッドにチェンジ、破邪百獣剣でケーキ入刀しようとするが……
直前でガリュードが阻止!?
・
「さあ、今楽にしてあげまちゅからね?」
アイアイザーのミサイル攻撃で苦戦する禽次郎。
「……そのヘルパーさんのような口調、もう我慢ならん! ワシはな、こっちが老人だと思って赤ちゃん言葉で話しかけてくる奴が、大っ嫌いなんじゃよーーー!」
キレた禽次郎……譲二が上空から連続射撃でアイアイザーを撃破した!
「……ふざけんなー!?こっちも気遣ってんだよーー!?」
(フラッシュマンが赤ちゃんの頃に親と引き離されたから、赤ちゃん言葉?)
・
ウルフ、ティラノVSノーワン。
「遠野、今回のナンバー1は、私が貰うぞ!」
「ああ、何だ急に!?」
「お前のお蔭で気付いた、本当のマナーとは……」
「御託を並べるのはマナー違反ですぞ、名刺カッター!」
……連続で名刺カッターを使ったせいで……
「……ああ!?私としたことが、名刺を切らしてしまっただと!?これではマナー違反を指摘される…… ちょちょ、ちょっと待って、すぐに」
「……そんなことはお気になさらず、名刺などなくとも、こうしてご挨拶させていただけるだけで光栄です……」
ゴジュウティラノは手を差し伸べる……
「何!?マナー違反を犯した私に、こんなに親切にしてくれるとは!?何と心地の良い!?」
「マナーとは、他人を貶めるためにあるわけではない…… 本当のマナーとは、人が人を思いやる心……」
「……いやさかーーー!? は!?黙れ!?マナーナンバー1は私だ!?」
「……誰かを見下し続けるお前に、マナーを語る資格はない!テガソード様、お手をお貸しください!」
ノーワンから老人を助け出し、そのままティラノハンマーで撃破した!
「本当のマナー、勉強させていただきましたーーー!?」
『Winner ゴジュウティラノ!』
・
「坊ちゃま!?ちょっと目を離した隙に、こんなにも暴れん坊っちゃまになって!?これ以上は、看過できません!」
「……なんと言われようと、『俺』は帰らない!」
「なんで分かって下さらないのです坊ちゃま!?私がどんなに坊ちゃまを心配しているか…… 安全に、安全に、アンゼンニイイイイ!?」
召子のレッドレーサーが黒いオーラを放ち、「暴走安全」なる長ランと金槌で武装!?
「安全にしない奴は、処刑だコラアアア!暴走安全、安全にしないなら、その指輪を奪って家に連れて帰るぜ、坊ちゃまよおおおお!?」
「……召子さん!?どうして!?」
指輪の戦士が暴走!?
-------
家政婦と書いてレッドレーサーと読ませたい……
レッドレーサーと暴神竜儀がマナー対決するギャグ回かと思ったら、まさかの前後編ww
やっぱ戦闘シーンとナンバーワン対決が噛み合ってると見やすくなるんだなw
今回も敵がマナーの怪人だから、直接攻撃する前にいちゃもん付けられて阻止される(+ゲスト戦士のレッドレーサーがストップで乱入)という理由があったしw
ただ肝心の竜儀がなぜ家を出たのか?テガソードに心酔しているか?はまだ分からず、来週かもっと後か。。
指輪の戦士って願いが強すぎると暴走形態(敵要素も入ったヒトツ鬼みたいなもの?)になるのか。。
やっぱセンタイリング、指輪対決 (それをけしかけたテガソード)ってロクなもんじゃないのかなw
カーレンジャーにはゾクレンジャーなる敵戦隊がいたからそれをイメージした暴走形態にしちゃおう、ってことだろうけど、他のユニバース戦士も暴走体になるとどうなるのか?が気になっちまうな。。w
(雉野「カーレンジャー先輩が暴走状態になるなんて怖いよー……」)
次回はカーレンジャー回後編?
(ハリケンレッドとレッドファルコンも脱落決定。。w)