『ついにノーワンワールドに突入した俺たち……激しい戦いの末、熊手はグーデバーンの、そして陸王はブーケの手を掴むことができた……だが俺とクオンは……』
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クリスマスシーズン。
どこかの兄弟の会話……
「吠?」
「久光兄ちゃん!お願いごと書いた!?」
久光の願いごとを書いた紙の山……
「すげえ!さすが兄ちゃんだ!」
そして吠の願いは……
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現在 ブライダン城
「女王様を取り込んだだと!?」
「そう……今日から僕が、ブライダンの王だ……」
椅子に座るクオン……
「んなこと言われて、はいそうですかと呑み込めるか!俺が従うのは、女王だけだ!!」
ファイヤキャンドルがパンチを構えるが
ーーー動くな。
女王の声で止められてしまう!?
『お前たちは所詮、我に作られし存在……創造主を前に逆らうことはできない……』
反対に吹っ飛ばされるファイヤキャンドル。
「ホントーに、女王様とガッチャンコしたのー!?」
「安心しろ……お前たちの願いは叶えてやる……ただしその前に付き合ってもらおうか?僕たちの兄弟喧嘩に!」
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テガソードの里、クリスマスの準備。
クリスマスツリーの頂点に、テガソードご神体!?
「テガソード様は、どんな星よりも輝いておられる!」
葵も母沙織に、いつものお返しでプレゼントを用意。
「でも何がいいかなー?」
「子供からのプレゼントだ、なんでも嬉しいと思う!吠っちはどう思う?……吠っち?」
吠は思案顔……?
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ブライダンから連れ出されたブーケ。
『コイツ、ここに置いとくクマー?』
「ダメだ……この者はブライダン、放っておけば、どんな危害を人間に加えるかわからない……」
「そんな!待ってよテガソード!?」
「相変わらず器の小せぇ石頭……だからお前に、神は任せておけねえんだよ?」
ブライダン、テガジューンは敵と言い放つテガソード。
「神ならば、危険の種は除かねば!」
「あっちで見たテガジューンは……なんだか、悲しそうで苦しそうでした……神様って、苦しむ人を救う者ですよね?熊手さんみたいに……僕にも何か、できることはないのかな……?」
息子グーデバーンにはテガソードも弱い様子?
するとテガソードの里の映像が映り
「プレゼントか……家族から手作りの物をもらったときは、嬉しかったなあ……あったかくて、幸せだった……」
禽次郎の言葉で、グーデバーンが何か閃く……?
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葵と沙織が並んで買い出し。
「今日のクリスマスパーティー、絶対行ってね?」
「いいけど……何?何かあるの?」
「お楽しみ!」
その時、メリークリスマスと指を×にする怪しい男が……
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吠が考え事をしていると
「吠!お母さんが!お母さんが攫われた!クオンってやつが、吠を連れてこいって!」
「クオンが!?葵……バァー!!」
吠のいつもの……
「え?今変顔……?」
「大丈夫だ……管理人はすぐ帰ってくる…… (いいぜクオン!決着付けてやる!)」
「吠もだよ!ちゃんと吠も帰ってきてね!」
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ゴジュウジャーとクオンが相対。
沙織はクオンに吸収されてしまっていた!?
「僕は偽りの神、テガジューンを呑み込んだ!仲間ごと、粉微塵にしてやる……!さあ、決戦だ!」
クオンはガリュードに変化!
ゴジュウジャーVSガリュード、アーイー隊。
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ファイヤキャンドル参戦!
「ブーケ嬢を!返しやがれ!!」
「彼女が願うなら、もちろんそうする!」
「でも、僕たちの絆は固い!残念だけど!」
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VSケーキ。
「この前は取り逃したが、今度こそ倒す!」
「キサマらの神、女王はもういないのだろう!?ならばなぜ戦う!?」
「私たちはブライダン!ただそれだけよ!」
「だったら、僕たちもゴジュウジャーだ!僕は君たちのこと、正直嫌いじゃない!だからこそ、全力で戦ってやる!」
「受けて立とう……我が刃に賭けて!」
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ワイルドゴジュウウルフVSガリュード。
「お前は本当にグズだねえ……お前のせいで、僕がどれだけ願いを失ったことか……お前を追って、ノーワンワールドに行きさえしなければ!」
「過去は変えられねえだろ!?いい加減前を向け!!」
「僕だってそうしたかった!だけど無理だ……お前への怒りが消えない限り……お前が消えない限り!」
ガリュードはゴセイレッドを召喚、スカイックパワーでゴジュウウルフを攻撃!
「お前はジャンク品だ……ジャンク品でなきゃ、いけないんだ!だからね……同じ所へ、二人で堕ちよう……吠!」
『お前の全てを狩り尽くす……ゆらめく赤と黒の結晶……リングハンターガリュード……お前は僕の、獲物だ!』
『俺の世界、もう誰にも壊させねえ!はぐれ一匹、ゴジュウウルフ!お前は俺の、獲物だ!!』
ガリュードは女王を分離して周囲を攻撃させる……
駆け着ける熊手とグーデバーンたち。
「グーデバーン、覚悟は決まったか!?」
「はい……熊手さん!」
『ゴジュウジャーよ、私に力を貸してくれ!』
「テガソード様!?むろん、地の果てまでも!」
「ここは僕たちで!」
リョウテガソードにレオンとティラノの武器が合体!
「援護するぜ、女王!」
グーデバーン、リョウテガソードVSキングキャンデラー、テガジューン。
グーデバーンに馬乗りで殴りつける女王!?
「ガリュードの力を渡されて強くなってやがる!?」
父テガソードに助けられるグーデバーン。
「テガナグール、やはりお前は逃げろ……!」
「逃げない!逃げちゃいけない気がするんだ!だって僕は、あなたたちの息子だから!僕はあの時、確かにあなたから悲しみを感じた!その凍えた心を温めたい!だから!」
グーデバーンが女王に投げたのはマフラー!?
「これは!?」
「プレゼントだよ!夜なべして、編んだんだ!」
女王の動きが止まる……
そしてグーデバーンが空に描く「メリークリスマス」。
「間違っていたのは私の方だったということか……立派になったな、グーデバーンよ……」
「あった……かい……」
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「そっか……女王様って、寂しかったんだ……」
ケーキが気を取られている間に、イーグルたちの攻撃!
「僕は信じてる……いつか君たちと、飲み友達になれる日を!」
「それは……悪くないかもしれない……なあ、ハニイ……」
「ええ……ダーリン……」
倒れるシャイニングナイフ、ケーク。
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お互いが動けなくなるまで戦った吠、クオン。
「本当……昔からお前が羨ましかった……赤点取っても気にしない、あるがままのお前がな!」
(小学校低学年に赤点。。)
「そりゃこっちのセリフだ!昔からお前何でもできて、強くて、俺なんかより、お前の方がずっと!」
「いいや、お前の方が強い!俺の方が、本当にできないんだよ!だから俺がお前を倒して、お前になる!そうすることでしか、俺は生きていけないんだよ……!」
「……ごめん、兄ちゃん……兄ちゃんは俺を追いかけてノーワンワールドに迷い込んだ……ずっと謝りたかった!でも怖かったんだ!」
「……今更、今更謝んなよ!もう何も変えられないんだよ!」
「いいや変わる!何度でも謝る!だからクオン、俺を許せ!」
「許さない!俺はお前を許さない!俺から怒りまで奪うな、吠!!」
「許すよ……俺は、許す!!」
ゴジュウウルフのフィニッシュフィンガーで、クオンの中の沙織を救助した!
『Winner!遠野吠!』
再び倒れたクオン。
「思い出したよ……お前の昔の願い事……」
おにいちゃんと いっぱいあそぶ
「本当に、憎たらしい弟だ……」
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女王は夫と息子の側へ!?
「嘘だろ!?なあ女王!こんな奴らに絆されんなよ!?」
『済まない……私はもう戦えぬ……これまでよく尽くしてくれた、感謝する!』
「終われねえよ……そんなんで、俺たちの戦い……終われるわけねえだろ!」
ファイヤキャンドルは辺りを無差別攻撃!?
クオンが吠を……
「兄ちゃん!?大丈夫か!?」
「よかった……俺はお前を許せたみたいだ……」
「兄ちゃん……逝くな、兄ちゃん!」
「ああ……もっと一緒にいたくなった……僕の、愛しい弟……」
倒れたクオン、吠の叫びが響く……
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「女王様!しっかりしてください!」
ブーケの声で目覚めた女王はどこかへ歩き出す……
「どこへ行く?」
「私はこれまで、多くの罪を犯した……これ以上、生き永らえてはならぬ……」
「いやだ!?僕は一緒にいたいよ、『母さん!』」
「私たちは、もっと向き合うべきだ……グーデバーンとも、この世界とも……消えることなど、いつでもできる……」
ーーーそうよ、女王!
「勝手に退場なんて、ダメダメー!」
「もう一度、やるべきことを探しましょう!女王!」
「私は……この世界で生きてみたいです!女王様は違いますか!?」
「そうだな……そうかもしれないな……しばらくここにいていいか?テガソード……そしてグーデバーンよ……」
初めて息子をグーデバーンと呼んだ女王。
「はい……!やった……!」
神一家が揃った……?
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クリスマス当日。
葵が母に渡したのは
『メリークリスマス おかあさん』 似顔絵??
そして沙織から葵には新しい靴。
「やった!かっこいい!」
陸王はブーケと、角乃はオトとクリスマス中。
「吠、お母さん助けてくれてありがとう……」
「ああ……よかったな……」
兄を失った吠だが……
ーーー湿気た顔だね、吠?
この声は……
どこからか剣が!?
「まさか、クオン!?」
『ご名答!僕がそう簡単にくたばると思った?』
こんなことができるのは
『ああ……その者の願いを半分叶える代わりに、私が罰を与えた……遠野吠の剣となり、よき行いを積め、クオン……さすればいずれ、元に戻れるだろう……』
「さすがはテガソード様、なんと慈悲深い!?」
「石頭も、ちっとはマシになったみてえだな?」
『これでずーっとお前と一緒にいられるね、吠?』
「気持ち悪ぃ!?来んじゃねえクオン!?」
『お兄ちゃんって言いなさい。さあ!』
逃げる吠、追うクオン。
「最近のおもちゃってすごいのね!?さあ、クリスマスパーティー、楽しむわよ!」
『お前へのプレゼントは僕さ、吠~!』
「やめろ!クオン、おいやめろ!」
どこか嬉しそうな吠……
(サンタ「わたしは子供のお兄ちゃんになろうとして逮捕された……」)
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一人残ったファイヤキャンドル。
「これで……何もかも終わりなのか……?あいつらは何のために死んだんだ……!?俺はこんなこと認めねえ……認めねえぞ!!」
ファイヤキャンドルが最後の敵……!?
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まさかの女王、シャイニングナイフ&ケークも味方化!?
予感はしたけどブーケだけじゃなくてほぼ全員とは。。w
ただ、もう少し人間に共感するエピがあれば、とは思ったw
(ファイヤキャンドルさんだけは「認めねえ」となってるのが良かったかなw ブライダンも人間もお互いに被害を出したし、ここで終わっていいわけないw)
クオンが持ってた指輪は全部吠へ?w
するともう27個ぐらいになるのかw
剣になっても気持ち悪いお兄ちゃんww
ただ死ぬだけじゃ償ったことにはならんよなと思ったら、そう決着するのねw
あとは厄災だけど、そこでクオン(剣)はまた吠を守って死に……となりそうな。。
バタバタしたけど、年内にいろいろ片付けたかったのかなw
次回は年始一発目、最後の指輪の戦士?
そしてオリジナルレッド?
忍者、の方はぜひ榊原さんを……w