NTD”感染増強抗体”10種類中8がデルタ株に武漢株同様に反応 | 平庵 の ひとふたみ

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本文より

阪大ADEプレプリント、試験管内とはいえ刺激的 

https://biorxiv.org/content/10.1101/2021.08.22.457114v1… 

・NTD中和抗体16種類中16がデルタ株に無反応だが、NTD感染増強抗体10種類中8がデルタ株に武漢株同様に反応 

・RBD変異想定デルタ4+株、血清31.6倍希釈で15人中14人で感染増強 

・31.6~100倍希釈がADEリスク高いゾーン

 

NTD=N末端ドメイン

RBD=受容体結合ドメイン

ADE=抗体依存性感染増強

 

 

関連記事 RBD=受容体結合ドメインとACE2の結合のシミュレーション

 
 
 
原著の概要(DeepL自動翻訳)
mRNAベースのワクチンは、SARS-CoV-2のほとんどの一般的な亜種に対して効果的な防御策となる。しかし、今後のワクチン開発においては、突破口となりそうなバリアントを特定することが重要である。本研究では、Delta変異体が抗N末端ドメイン(NTD)中和抗体から完全に逃れる一方で、抗NTD感染力増強抗体への反応性を高めることを発見した。Pfizer-BioNTech社のBNT162b2免疫血清はDeltaバリアントを中和したが、Deltaバリアントの受容体結合ドメイン(RBD)に4つの共通変異を導入すると(Delta 4+)、BNT162b2免疫血清の一部が中和活性を失い、感染力が増強された。BNT162b2免疫血清の感染力増強には、Delta NTDのユニークな変異が関与していた。野生型スパイクではなく、Deltaスパイクで免疫したマウスの血清は、感染力を高めることなく、一貫してDelta 4+変異体を中和した。GISAIDデータベースによると、3つの類似したRBD変異を持つDeltaバリアントが既に出現していることから、このような完全なブレイクスルーバリアントを防御するワクチンを開発することが必要であると考えられる。
 
・・・論文を通すためにワクチン開発に関連した書き方をしています。
  「感染力増強抗体への反応性を高めることを発見した」ことを明らかにしている点が刺激的です
   ADE抗体依存性感染増強は起こっています。
 
 
 
 
 
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