磁力ヒーリング
コロナのためにZOOMで開催されるようになった神尾学先生の「エソテリックヒーリング」を受講して約半年が経ちました。
エソヒの受講者の方は真面目な方が多く、文章も上手で、良いブログがたくさんあります。
また、神尾先生が出ていらっしゃる動画も複数あり、勉強になります。
エソテリックヒーリング(エソヒ)のテーマのひとつは奉仕ですので、体験をブログにするのは価値あることです。
これまでに至る経路は色々ありますが、それは後回し(後日)にして、本題です。
☆磁力ヒーリングを腹痛の診療に取り入れたところ興味深いことが二度ありましたので報告します by 日曜日のエソヒの原さんの体験☆ (☆をつけると、かえってあやしい感じ)
(1)70歳台、女性(義母)
胃腸炎症状があり、近くの医療機関を受診して急性胃腸炎の診断を受け投薬されたが改善しないために受診しました。
話を聞いて、出ている薬剤を見ると医学的には完璧。胃粘膜保護剤、整腸剤。頓用として、腹痛の痛み止め、吐き気止め、下痢止めが出ていました。
多少、薬剤を変えたところで効果は変わらないので、現代医学的にはすることはありません。
腹部の診察をして大きな異常がないのを確認しました。
さて、ここからが興味深い。
診察台に仰臥位に寝た状態で、回盲弁の調整(カイロプラクティックの手技)というのがあります。僕は実際にカイロプラクターの先生の施術を受けていますし、方法も教えてもらっています。この手技をしても症状に変化なし。
次に、このカイロプラクターの先生は気導術も習得されていて、ストレスを発散させる手技を受けたことがあります。その経験から、見よう見まねで二回試しましたが残念。
そこで椅子に戻ってもらって座位で浅めに座ってもらって太陽神経叢を目標にして磁力ヒーリングを三分ほど行いました。開始直後に「先生の手は温かいですね」と言われましたが、磁力ヒーリングの間は会話をしないですから、ニコニコしながら続行。正確には計測していませんが、神尾先生も「物足りないくらいがちょうど良い」というニュアンスのことをおっしゃっていましたので、終了。そうしたら、義母曰く「何か楽になってきた」。
来ました。成功ですね。
その後も悪化してないそうです(^^
(2)20歳台、女性(実の娘)
実の娘というのは一番やりにくいですね(あ、アストラルが動いている(笑))
さて、症状は、朝からお腹が痛いのが続いている。食事は食べられるがずっと痛いので、帰宅後に相談を受けました。
仰臥位で膝を立てて通常の診療の形で腹部の診察。
定跡通り、まず打診。腹部全体に鼓音が目立つ(腸に空気が入っている状態)。
次に臍より上と下の二回に分けて、圧痛の有無をみました。
この二十年くらい、僕は診察は着衣のまま行っています。特別な場合だけ素肌を出してもらっています。また、圧痛は強く押すことはありません。あくまでもライトタッチ。こういった診察方法は、正統派ではないと言われると思いますが、あくまでも個人の問題ですので(笑)
臍から上は、腹筋に明らなか緊張はありませんが、ライトタッチなのにどこを押しても痛いと言います。親子関係は良好ですので、普段からお腹が痛いと相談されていますが、今までにない反応です。しかし、「腹膜刺激症状」という腹筋の緊張はありません。
臍から下も、腹筋に明らかな緊張はありません。圧痛については、やはりどこを押しても痛いと言います。虫垂炎の時の圧痛点のMcBurneyの圧痛点も痛みは出ますが、他の部分にも痛みが出ています。
腹部のどこを押しても痛いのは汎発性腹膜炎(医者は「パンペリ」と言うことがあります)の所見のひとつですが、腹筋の緊張は全くなし。
圧痛も虫垂炎の右下だけではなく、全体に圧痛が出ます。
?これは単なる胃腸炎か? と思いましたが、虫垂炎や憩室炎、若いけど胆石?、女性ですので婦人科の付属器炎まで考慮すべきなのですが、わからない!
では、困ったときの回盲弁の調整をしたら、痛い! でも痛みは右下だけではないので確信には至らず(確信に至ったら、医学的には抗生剤点滴治療を第一に考えますので安易には決められません)。
そこで、磁力ヒーリングを行いました。
神尾先生は身内にはしない方が良いとおっしゃっていました。しかし、僕は医師ですので三十年以上人の体に触れています。気功、オーラ強化法(小菅太玄先生)の知識もありますので、娘でもドンマイと思って、太陽神経叢を目標にして約三分。
三週間前に義母に効果がありましたので、自信満々で開始。
しかし、娘は変なことをしている風なオーラ(このオーラは一般的な意味での雰囲気)を出しています。約三分後も変化なし。
再び、通常診療に戻り、腹部の診察。
打診には変化なし。
圧痛については、
臍から上は右だけが痛いと言いはじめました。
臍から下は、全般的に痛いが、右の方が圧痛がはっきりしていきました。
虫垂炎のMcBurneyの圧痛点ははっきりと陽性。
ここの圧痛が明らかになれば、次は定跡通り、この部分の除圧痛をしらべます。
軽く押して、手を離したときに痛みが出るかどうかを調べます。
このMcBurneyポイントの除圧痛があれば、虫垂炎。間違っていたとしても、上行結腸の憩室炎。いずれにしても軽症でしたら、抗生剤点滴と食事制限(ポカリスエットなどだけ)で治療できます。
はい、この除圧痛もありました。診断決定!
すぐに抗生剤点滴(1日2回)を開始して、24時間が経過しましたが改善しています。
我が家の娘さんはラッキーです、入院しないで治療を受けられて!
そこで振り返ると、二度目の腹部の診察の前に行った磁力ヒーリングには意味がありました。
僕が得意とする診察で症状を出やすくするという効果がありました。
磁力ヒーリング後は、腹部の診察所見が明らかに変わりましたので。
エソヒ的には魂とつながった効果と思います。
もしも、僕がもっと磁力ヒーリングを上手に行えれば治療につながったでしょう。
しかし、そんな力がないので、僕の得意な範囲に導いてくれたと思います。
以上、僕にとっては貴重な経験でした。
神尾先生とエソテリックヒーリングの仲間の皆さんに感謝します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
追加・変更履歴
<12月10日 午前8時30分に追記>
抗生剤点滴開始後、約12時間後の娘の採血データ
白血球 9600 (正常値3500〜9100)
白血球分画
Stab(桿状核球)2.0% (正常値0〜6%)
:幼若な好中球で炎症が強いときに出現、通常は出ないことが多い
Seg(分葉核球)83.0% (正常値36〜73%)
:成熟した好中球です
CRP 4.11 (正常値0.2以下)
:一般に3以上で抗生剤が必要と判断しています
採血データも虫垂炎(または憩室炎)に矛盾しません
<12月10日 午前10時ころ タイトルを変更しました>