病院内だけはまだコロナ対策禍が続います。今日は別のマスク推し内科医とディスカッション『マスクのメ | 平庵のひとふたみ 其の参

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本文より

病院内だけはまだコロナ対策禍が続います。今日は別のマスク推し内科医とディスカッション『マスクのメタアナリシス論文には効果ありと無しの両方がある。マスクに全く効果がなければ全て効果無しになるはず。だから何らか有意な効果があると思う。様々な条件で効果が薄まるのだろう』とのことです。

これはまた珍しいEBMの考え方で『先生、それは信心とか信仰のレベルですよ』と言ってしまいました。それでも『病院は一般社会と異なり基礎疾患や高齢で弱い患者さんがいるところだからマスクに少しでも効果があるのなら、した方が良い』と言われるので『役立ちそうな対策を全部取り入れたら際限がありません。これは効果がはっきりしてるからやった方が良いがこれは確実な効果は期待できないからしなくて良いとしっかり線引きして指示するのが医師なり専門家なりのするべきことではないですか?やり過ぎくらいで良いなどは誰でも言えます。費用対効果を考えるべきです』と意見しました。

『費用対効果が重要であるのは同意だが職員がマスクをすることにコストがかかるとは思えない』とのことです。4年間でマスクが顔の一部になってしまったのでしょうね。それから『マスクしていない職員が対応した患者がコロナ発症したら家族からクレームや訴訟になるかも知れない』と言われますが、この発想は院長から副院長から感染制御医からこの内科医まで同じ版で押したように同じ発言です。

『日本の厚労省は最初から病院でのマスクを義務化していません。推奨のみでその根拠も示していません。マスクしないというのは法令違反でもないし職員からうつされた証明などできません。それでも強硬にクレームする家族がいたらそれはカスタマーハラスメントのレベルです。病院はしっかり職員を守って欲しいですね』と反論しました。

マスク推しの医師はエビデンスに負けた、いいえ世間に負けたということなのでしょう。この会話は内科医や事務方を含む各部署のチーフが揃う会議での議論ですから、私が素顔で診療し素顔で会議に出ていることが院内に知れ渡ったのは良いことです。しかもマスクが職員への強制なのかどうか、服務規律に明文化されてるかどうかをその場のだれもはっきり知らないということが分かりました。今日の問題提起で病院側が強硬な手段でマスクを強要するかどうかをみて行きます。

 

 

 

 

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