無症候性SARS-CoV-2感染は、早期の強固な自然免疫反応、特に迅速なⅠ型IFN反応による | 平庵のひとふたみ 其の参

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神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることがなく、永遠のいのちを持つためである。ヨハネの福音書3章16節
万葉集を読んでいると旧約聖書を思い出す。『万葉集の詩性』中西進氏

FBFからの情報です。感謝します。

 

論文の要約

「無症候性SARS-CoV-2感染は、SARS-CoV-2特異的T細胞の迅速かつ広範な誘導と並んで、早期の強固な自然免疫反応、特に迅速なⅠ型IFN反応によって特徴づけられる。多くの場合、無症候性感染後の抗体レベルは低いか検出されない傾向にあり、これは自然免疫および細胞性反応によるウイルス複製の迅速な制御が、体液性免疫の完全な誘発を妨げている可能性を示唆している。たとえ回復初期に抗体レベルがあったとしても、特に無症候性感染後は血清学的検出限界以下に急速に低下する。そのため、血清学的検査のみに頼った有病率調査では、地域社会でのウイルス曝露の程度が過小評価される可能性が高い。」

要するに、抗体が動員されるまでもなく、Ⅰ型インターフェロンやT細胞で制御可能なケースが存在するということです。なぜ当初日本人にCOVID-19感染者・死者が少なかったか、よく分かると思います。

 

 

 

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上記の出典

  ↓このPDFファイルの47ページに「ファクターX」があります。

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専門的ですが、ご覧になって欲しいと思います。

 

 

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