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シン・けん。のブログ

繊細でか弱い武術修行者の拙い気づきを綴っていきたいと思います。気が向いたらお付き合い願えれば幸いです。

元の鞘に収まる。鍔迫り合い。しのぎを削る。などなど、日本刀に関連した慣用句は多数あります。専門の関連書籍もありますね。
どの表現も、ほんとうに言い得て妙で、改めて日本は日本刀の文化が定着してしているのだなあとしみじみ感じます。
そう言った、日本刀関連の慣用句の中で、自分が以外にスルーしてしまっていたのが、実は、
「手の内」という表現でした。手の内を見せる、手の内を明かす、といったあれです。
刀を扱う際に、柄を持っている手のひらと指で、相手には見えないところで、実際どういうことをやっているのか。
これは言ってみれば、各流派の術理の極秘事項、企業秘密みたいなもので、おいそれとオープンにするわけにはいかないものです。いわゆる達人の世界の秘密みたいなものがそこにありますから。
そういうすごい事を明かす、教えるという事ですから、「手の内を〇〇する」という行為は、それはもう大変な、ノウハウの公開であると。と私は思います。

通常の私達が日々生活している中で、手の内を明かした、手の内を明かされたという表現がピッタリくる場面に、実際に出くわす事は実際はそうしょっ中はないんじゃないでしょうか。
もっと言いますと、手の内がある、という事自体がそもそも、けっこうな領域にいっている状態なのですから、人によっては、明かそうにも明かすものがないことも充分あり得るわけです。

そう言った意味で、今回の投稿の結びと致しましては、私自身のこれからの精進の為にも「手の内」と呼べるものをいくつかは持っていたいものだなあ、ということになりますでしょうか。

お読み頂きありがとうございました。