モラルと規制 | 投資アドバイザー河合圭の『海外進出支援ブログ』

モラルと規制

昨日、久しい友人が生後4ヶ月の赤ちゃんを連れて銀座に来ました。外は暑いし、抱いて歩いているのも大変なので、有名ブランドのゆったりできるカフェへ入りました。平日の16:30だったこともあり、カフェはガラガラ。それでも店員は赤ちゃんがいることを気遣って「カフェタイムは17:00に終わってしまいます。そこからはバータイムなので喫煙になってしまいます。」と話してくれ、周りを見てガラガラだったので普通にOKをしてくつろいでいました。

さて30分経過した頃、私の友人(赤ちゃんの母親)が時間になるから外へ出よう、と赤ちゃんを抱きかかえました。「あれ、もうそんな時間かな。と言ってもこんなガラガラのとこで17:00になったからと言ってタバコを吸う人なんて・・・」と思ったら、真横に座っていた60代男性がさっさとタバコを出しているのです。真横に30分間赤ちゃんがいたことは明らかに見えていたはずなのに。

ここで2つの側からの論議になると思います。


A)喫煙タイムになったのだから、タバコを吸うのが自分の権利
B)タバコが嫌とも言えない赤ちゃんなのだから、ガラガラの店の端っこで吸うとかもう少し我慢するとか、最低限の気を使ってもいいのではないか?



といっても私は議論する気にもなりません。その60代の裕福そうな男性が赤ちゃんに気づいていようが気づいていなかろが、どちらにせようんざりだからです。ただこの争点において、社会ができることはモラルを広告する(JTのように)か「規制」をするかのどちらかしかありません。しかし17:00きっかりにタバコを吸おうとするこの人には、モラルは通用しませんから「規制」をするかしかなくなってしまうのです。

しかし私はリベラルなので規制は大反対の人間です。だからといって人にモラルを強要できるとも思っていません(リベラルだから)。しかし期待もしていません。17:00から喫煙タイムと教えてくれたそのお店のスタッフに感謝し、違う店へ行くだけの話です。

さてこれを投資に置き換えてみましょう。人それぞれ考え方はありますし、私のようなリベラルな投資家もいれば、保守的な投資家もいます(運用が保守的という話ではなく)。証券会社の営業マンにモラルを求める人もいれば、そんなことを求めても無駄だと最初から信用していない人もいます。だから私のような投資アドバイザーに相談に来る人もいれば、すべて自己責任で売買する人もいます。はたまた投資をして損をしたのは勧めてきた証券マンのせいだと言い張り、証券会社や官庁に規制を要求する投資家もいます。

この場合、私の考えでは・・・

・証券会社の営業マンに頼っても仕方がない
・官庁に規制を要求してもしょうがない
・自分を守るくらいの最低限の知識武装はする
・投資アドバイザーに相談する
・日本の証券会社、官庁が用意した金融商品だけでなく、広い世界を見る


です。

皆さんはどのような選択をしますか?


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