拙者、ハラ切ります ー子宮筋腫の開腹全摘手術始末記ー -2ページ目

拙者、ハラ切ります ー子宮筋腫の開腹全摘手術始末記ー

巨大子宮筋腫の開腹全摘手術します。

今朝、術後1ヶ月検診に行ってきた。
普通の人と違って、
私の場合は再入院で、最近まで病院にいたので
ちっとも懐かしくないし、
まだ生々しい感じすらする。
それでも、お世話になった看護婦さんに会い
覚えていてくれたのは嬉しかった。

さて、診察。
内診から。
内診の写真を数枚見せられる。
私は体調もいいし、問題なく
回復してると思っていたので
余裕の顔をしていたら
先生はそうでもない…。
ムムム、、、、。
私    「?」
先生「下物、ずっとこんな感じで
           出てます?」
私    「え?出てたことありませんけど」
先生「じゃぁ、中までだったのかな。
           1ヶ月後にしてはピンクの下物が
           多いんですよね…。」
私     「それはどういう意味ですか?」
先生「(この前の)炎症がまだ治りきって
           ないということも考えられます。
           とりあえず今日採血してもらいます。
            結果は来月でいいので。」
私    「この前みたいなことには
           なりませんか?
            高熱が出たり具合悪くなったり…」
先生「ご本人がお元気ですし、今すぐ入院
           とかいうことはありません。」
私    「じゃぁ、内服とか…」
先生「それもありません。
           今回、〝ガッツリ〟直しましたから」
私    「じゃぁ、一応無理しないように
           大人しくしといた方がいいですかね」
先生「ま、そうですね」
結局、大丈夫な範囲なのかどうなのか
曖昧な先生との会話。
先生としては、あれだけしっかり治したけど
現時点では採血して炎症反応が
あるかどうかを見てみないと、
下物の正体がわかないので
何とも言えない、といった所か…。

私    「いわゆる1ヶ月経ったらやっていい
           って言われてることは
           やっていいんですか?」
先生「いいですよ。ただ温泉とかは
           やめといて下さい。
           温泉とかプールとか。
           ご自宅のお風呂は入っていいです。
           では来月もう一度来て下さい。」

他にも傷口のテープのことや
今後の婦人科系の検診についてとか
色々聞きたいことがあったけど
「完璧に順調に回復してる」んじゃないのか…
という小さなショックに心捕らわれ、
質問さえできずに終わってしまった。

人のブログでは、1ヶ月検診は
あっけなく終わり、
次は半年後検診でなんとなく寂しい
というコメントが多かった。
自分も今日、すっかりそのつもりだったので
思わぬ展開に、
「なかなかサッとはいかないもんだ」
と再度唸ってしまった。
まぁ、感染症に罹った時点で
私の回復経路は普通の順調経路から外れて
イレギュラーになってしまったのだけど…。
2ヶ月後検診なんて
普通にいけばないものなのに
病院にかかる回数が増えるということは
あんまりウェルカムではないなー。

でも、大まかに見ると回復しているので
今日のところは良しとする。



昨晩も即寝落ち。
痛みもなく朝まで熟睡。
ただし1つ困ったこと。
朝方、布団の中で無意識に
体が伸びをしようとして
腹筋と傷が伸ばされイテテってことに。おーっ!
伸びきれずに何度も体が
伸びーってなろうとするのを
我慢するのって結構大変。
すごい欲求不満。
思いっ切り伸びしたーい。
寝返りとか伸びとか
普段なら何気ない動作も
体が欲する欲求であり
意味のあることだということを知る。

朝食
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食パン  2枚  いちごジャム
牛乳
ツナと野菜のサラダ
パイナップル

お隣さんはどうやら
今日の午後3時から手術らしい。
昨晩の9時以降絶食で
今朝10時まで水分のみ摂取可。
よって朝も昼もごはん抜き。
気の毒。
私は朝一の手術だったので
起きたらすぐって感じで
空腹に苛まれる時間はなかったけど
遅い時間の手術はこういう苦しみも
あるんだなと思った。
色んな意味で切腹は早めがいい。
死刑執行を待ってるような時間は
なるべく短い方がいい。

10時にお会計。
個室でなかった分少し安かったのか?
いずれにしても病気になると
お金がかかりますなー、、、。
保険、どれくらい給付されるんだろう?

早く帰宅してもごはんもないので
病院でお昼を食べて帰る。
前回の退院の時と比べると
さすがに術後からは日も経ってるので
痛みもないし体も元気だ。
けど一度再入院という痛い思いをしたので
帰ってから大丈夫だろうかという
一抹の不安がなくはない。
帰ってからも色々注意。
まぁ、なんとなく歯切れの悪い退院です。

昼食
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ごはん
サワラの照り焼き
里芋の肉そぼろ
小松菜の胡麻和え

サワラはなんか昨晩お会いしましたなー。

さてお昼を食べたら帰る支度。
身の回りを片付けて
着替えて、忘れ物チェック。
お隣さんに一声、心配ないと
声をかけて退出。
ナースセンターにも挨拶して
病院を後にする。
もう二度と戻ることのないように。

久しぶりの外は、、、、
暑い、そしてすごい湿気ガーン
一瞬電車で帰れるかなと思うが
やめとこ、やっぱタクシー。
病院にいたからか
娑婆は色んな匂いがして
それがえらく鼻につく。
前回のタクシーもそうだったけど
タクシー特有の匂いと強烈なタバコの匂い。
それだけで気分悪くなりそう。
うちに着いてもなんか変なにおい。
鼻が敏感になったんだろうか。

退院したからと言っても
相変わらず手持ち無沙汰で退屈なのは
変わらない。
家事や色んなことが気になるけど
今は敢えて我慢。
かと言ってずっと寝てるわけにもいかず。
体を動かそうと少し動くとぐったりするし
その加減が分からない。
取り敢えず横になる。
もれなく眠くなる。(昼寝は厳禁なのに)

今はもう痛い所はない。
本当はそれだけでも有り難いことなのに
次は、これから先どうなっていくのか。
メキメキ元気になっていくのか。
そんなじれったい思いが頭を占めている。


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


というわけで、
私の子宮筋腫開腹全摘手術の顛末は
一応この辺までということになるのかな。
以後の経過については、
術後1ヶ月検診とかの区切りに
書き記していこうかなと思います。
(ちなみに次の検診は15日)

これからは入院前まで書き続けていた
プライベートな日記に戻ろうと思いますので
良かったらそちら↓もどーぞ。
しばらくは、体調のことが
中心になると思いますので
予後の経過が追跡できると思います。

それでは、これまで読んで頂いた方、
本当にありがとうございました。m(_ _)m
今後もどこかの誰かの力になれることを願って。

武士子













昼食
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ごはん
サワラの照り焼き
キュウリとササミの酢みそ和え
サツマイモの栂尾煮

昨日手術した個室の彼女が
点滴台とともに廊下を歩いていた。
その段階かーと思う。
手術翌日には歩かされ、
自分でもこれで本当に歩けるのだろうか
と思いながらも歩けるから人間ってすごい。
背中に硬膜外麻酔を挿したまま
麻酔のポンプを首にかけて
ヨロヨロと歩く姿は人だと不憫に見える。
(自分の時はそういう自覚はなかったけど)
そんな滅多にない姿、写真に撮って
後から見たかったなー。
今思うとそういうことが多い。

にしても手術の人は筋腫の人が多そうだ。
この病院だけでもこれだけ頻繁に
筋腫の手術が行われているのかと思うと
世の中にどれだけ子宮筋腫の人がいて、
そして、私みたいに手術になってしまう人が
どれだけ多いかということに驚く。
ここでは筋腫の手術が日常茶飯事のよう。
切らなくて済むなら切りたくない
という思いで悩んだ末、手術になってしまい
眠れぬ夜を過ごした人もいると思う。
手術を前にした人たちの
元気のない顔を見るにつけ
医学の進歩している現代、
なんとか手術をしないで治すことが
できないものだろうかと思う。

自分が手術を受けた感想としては
素晴らしい先生陣、施設、スタッフのおかげで
それほどビビることでもなかったと
終わった今はそう思う。
感染症で再入院になった今でも
手術したことは
間違いなく良かったと言い切れる。
でもね、でもやっぱり
シリアスな病気でないとしても
未経験の人にとっちゃぁ
体にメスを入れるということは
怖いさ。
怖いよ。
怖い。

回診で先生がお隣さんに行った時
明日手術の彼女は不安気な声で
「キンチョーシテマス」と
なれない日本語で
それでも精一杯の不安な思いを
先生に訴えていた。
分かるよー、その気持ち!えーん
先生は「緊張するよねー」と一言。
(どうせあの〝おぎ〟のような死んだ目で
言ってたんだろう。)
「『ま、オレらはいつものことだけどね』
   なんて思いながら言ってんだろー!」
とかなんとかひねくれて聞いていた私です。
先生ったって自分はハラ切ったこと
ないわけだしさっ。
(要はハラを切る怖さを知らないんだしさ)
医者がいちいち感情的にもなってらんないけど。
もうちっと安心できるような
言葉をかけてあげればいいのに。

今日はだいぶ元気になった。
ずっと起きてて横にもならず。
気になっていたフラフラ感もなく
久しぶりに頭もスッキリ。
嬉しい。爆笑
あとは退院を待つ私は
看護する必要もないので
むりやり検温・血圧を測りに来た
看護師さんと与太話がはずむ。
入院が長くなると
看護師さんとも仲良くなるのです。

夕食
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ごはん
豆腐と豚肉の煮物
インゲンの胡麻和え
ヤクルトーーー

ヤクルトいいからみそ汁つけて。

夜、個室の彼女が廊下で
家族と電話しているのが聞こえる。
(聞きたくなくても静かなので廊下中にひびく)
今日の状態を説明している。
熱が38度出て、今日の昼くらいから
話せるようになった。
初めて歩いた。
今は背中の麻酔が効いてるからいいけど
明日とれてからがね、、、、と。
全く私と同じ経過をたどっている。
恐らくお隣さんも同じ経過を辿るのだろう。
にしても個室の彼女。
電話の話ぶりからして、私の2日目よりは
確実に元気でしっかりしている。
下手すると今の私よりも。
2日目にして下の売店に行って
煎餅買ったってよ!
なんかすごい敗北感。
ま、私は私、マイペースで行くわ。

今晩は入院生活最後の夜だ。(のはず)
前回の退院の時よりは確実に体調がいい。
ま、今回で得た教訓。
〝一寸先は闇〟に留意して
再再入院だけにはならないように。ドクロ

さて、今日も昼間、頑張って活動したから
苦労なく寝落ちれるか?










昨晩は消灯と同時に寝落ち。
昼間の努力の成果だ。
トイレに一度起きただけで
起床までぐっすり。
久しぶりの快眠。照れ

ぐっすり快眠できるのは
健康でないと出来ないことなんだなぁ
と再認識する。

昨晩は枕を変えてもらった。
大きなビーズのは首と頭が痛くなるので
低反発のに変更。
結果、全然違った。
枕は大事。

6時、採血。
針を刺すのもこれが最後。

朝食
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2色食パン  2枚   イチゴジャム
ザク切り野菜のスープ
牛乳
伊予柑ゼリー

具沢山スープ。
これ、沢山作っておいて
毎朝にいいかも。
野菜もたっぷり。

9時、先生の診察。
内診結果、改善されていると。
血液検査結果も全て正常値に。
明日退院決定。
ここぞとばかりに
先生にこの先のこと等色々質問してみる。
更年期のこと、今後の卵巣の病気のこと。
(娘の)生理のことや子宮摘出後のPMSのこと。
ネット情報や人の話を聞くよりも
的確に正確にそして親身になって
聞いて答えてもらえ、聞いて良かった。
いつも回診でゆっくり聞いてもらうのは
先生も忙しいので憚られたが
予想以上にちゃんと聞いてくれたので
意外だったし嬉しかった。ニコニコ
と言っても、担当の先生は
最初から私のくだらない質問や
取るに足らない不安も
真剣に受け答えてくれてたけどね。
やはり、先生はよく聞いてくれる先生がいい。

今日は午前中に3回売店へ歩いて往復。
売店と言っても欲しい物もないので
見て帰るだけ。
階段は元気でも4階まで上がれば
息が上がることを思えば
まぁ、元気になってる。
筋力の低下はそれほど感じないが
普通の生活に戻ると感じるのかも。

一瞬、外に出る。
うげっ!すごい湿気!叫び
ムッとする。
確かにそれだけで気分が悪くなりそう。

部屋に帰ったらお隣さんが入っていた。
明日手術らしい。
早速、全部カーテン閉じるー。
1人の時は全開で開放感だったが
一気に閉塞感ー。
まぁ今日1日だし。

どうも外国人で日本語がいまいちらしい。
言葉も通じない異国の地で
手術を受けるのはさぞや心細いことだろう。
日本人の私でさえ症状や
どうして欲しいかを伝えるのは難しいのに。

水分摂取にはもっぱら白湯。
サービスコーナーにいけば
24時間いつでもポットにあるので助かる。
家でこれを自分でやるとなるとめんどっちい。

お昼前晴れてきた。
久しぶりに見た青空。
やっぱり天気いいと気分も晴れる。




一瞬外の空気に触れた。
むっとするほどの湿気。
思ったほど涼しくない。
今、病室の快適さは病院だから
だということに気づく。

昼食
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ミートソーススパゲッティ
卵とキャベツのサラダ
アップルジュース

丼からのぉ~パスタ。
そして、お箸で食べるっていうね。
イタリア人なら怒るくらい
アルデンテとはほど遠い。
念願かなってようやく麺類キター!
と喜ぶのもつかの間。
全く食欲なし。
残してごめんなさいショボーン

暇ついでに。
赤いのは、、、、、
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意外にもテープかぶれ。
今回初めて発症(?)した現象。

もう一度売店まで歩いて往復。
階段を下りる時、足の着地と同時に
表面の傷が振動してひきつる。

久しぶりに子達がやってきた。
うちにいても暇なので来させた。
でもすぐ帰った。
もう全然心配もしてくれない。

夕方、回診。
採血の数値もいいし
熱も上がってないので
明日の朝、内診をして
問題なければそのまま退院でいいです

とのこと。
でも、私としてはなんとなく不安だし、
娑婆の天候も悪いので
明後日退院ということに。

手術の傷に関してはもう問題ないけれど
今日のような原因不明の
具合の悪さが気になる、と
先生に訴えた所、
今は術後すぐなので色んなことがありますが
術後1カ月は、なかなか、、、と
仰る方も大体1カ月過ぎると皆さん
良くなったとおっしゃいますから
しばらく様子を見て下さい、とのこと。
早く1カ月経ってくれぃ。

夕食
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ごはん
八宝菜
豆腐の味噌汁
信田巻きの含め煮

きたな、またあんかけ物。
味付け濃いなー。
パスタもいいけどやっぱり米だなっ。
よし、今回は完食。

今朝手術した彼女。
私が入っていた個室に入っている。
ドアを開けているので
通りすがりについついチラ見してしまう。
ただならぬ緊張した空気が漂っている。
私もあんなだったのか?
術後直後の夜が一番辛い時。
頑張れプンプン

本日の体調
手術痕の方の痛みは
大小時以外は痛みなし。
排尿排便時の痛みは我慢の範疇に。
日常的な動きが少しずつ
自然にできてきている。
抗生剤、内服にしても熱上がらず。
全体的に回復。
ただし、断続的な倦怠感、ふらつき。
日にち薬で良くなるとのこと。

昨晩は、日中昼寝しすぎて
消灯後、眠れず。
今日は日中、運動もしたし
横になることもしなかったので
よく眠れることでしょう。