こちらの九響のコンサートに行ってきました


有りそうでなかなか無いプログラム。

九響としても初の試みのようです。
平日のソワレですが、チケットも見事に完売に(^-^)

聴き手もさることながら、やはり演奏する側のタフさが求められますよね。

しかもクラシックファンなら誰もが知る名曲揃いだから、自然期待値も上がるというものですし、そのぶん奏者側にかかるプレッシャーもいかばかりかと。


実際に会場に入ってみると、年末の第九の演奏会くらいでしか見られないようなほぼ満席状態。


「新世界」からスタートするというプログラムは、なかなか新鮮ですし、滅多にないかと思います。

シンバルやチューバを贅沢な使い方をしたり、第2楽章をコールアングレ協奏曲にしたり(笑)、聴きどころ満載の名作ですよは。

小泉さんの音楽作りは、この日のプログラム全体を通じて言えることですが、奇を衒うようなところが一切ないものでした。

もちろん、第2楽章のコールアングレに細かな指示を出したりしてませんし、この楽章最後の弦楽による「室内楽」にも同様でした。

そこまでしなくても、手兵の九響なら、音楽監督の意に添った演奏ができるということなのでしょう。


「未完成」は、本当に美しいことこのうえなかったです。

オーボエ首席の佐藤さんをはじめ、木管セクションの抜群の能力の高さをまざまざと見せつけてくれました。

殊に第2楽章の繊細さは、筆舌に尽くしがたいものがありました。

これを聴いた後で、第3楽章を聴きたくなるか?と問われると、NOと言わざるを得ない、そんな感じでした。


「運命」も、運命の動機に関してはスコア通りのもので、極端に伸ばしたり、パウゼを置くようなこともなく、ストレートな表現でした。

ティンパニの打ち込みも決まっていて、爽快ですらありました。

終楽章に登場するトロンボーンもパワー全開で、力強さには事欠きません。


通常の定期演奏会では、なかなかかからない、しかしクラシックファンも初心者だった頃は必ず聴いたであろうこういう名作を、九響が改めてしっかりと聴かせてくれたことに、心からお礼申し上げます。


さて、次の定期演奏会は9月22日。

是非ご来場をお願いいたしますm(__)m