遂に出ました、ベルギー出身の名指揮者アンドレ・クリュイタンスがEMIに残したオペラを除く全ての録音を65枚組にまとめたBOXが!


クリュイタンスは今年が没後50周年となります。
パリ音楽院管と来日し、大変な成功を収め、年輩のファンの方で生で聴かれた方もおられるのでは。
録音も残っていますが、後継団体のパリ管とはだいぶ音色が変わっており、やはりこの半世紀の間にもフランスの独特の音色はかなりインターナショナル化しているのだと個人的には感じます。
ここに修められた大半の録音は所有していますが、今回完全初出の音源が複数含まれており、まんまとメーカーの罠にはまり購入しました(^-^;)
この時代を代表するインターナショナルなフランス系の指揮者だと、大御所モントゥーは別として、他にミュンシュがいますが、いずれも純然たるフランス人ではないことが共通しますね。
そしてフランス物と同じくらい、ドイツ物を得意としたこと。
これはやはりレコードビジネス上、レパートリーの広さは優位に働きますよね。
クリュイタンスがベルリン・フィルと残したベートーヴェンの交響曲全集は未だに色褪せない名演だと思います。
フルトヴェングラー時代の名残のバスの充実ぶりの上に、クリュイタンスの色彩感(ことに木管)が絶妙にミックスした素晴らしいベートーヴェンです。
ほぼ同時期に、EMIがドイツ人のシューリヒトを起用してパリ音楽院管とやはりベートーヴェンの交響曲全集を作っており、この当時のEMIの隆盛振りを伺わせます。
(本拠地イギリスでは、クレンペラー&フィルハーモニア管でやはりベートーヴェンの交響曲全集を作ってますし)。
またクリュイタンスはフランス系の指揮者としては初めてバイロイト音楽祭に登場し、それは見事なワーグナーを披露しています。
指揮者としては比較的若くして癌で亡くなったのが惜しまれる指揮者。
じっくり聴きたいものです♪