一日一枚ペースでしか聴けていない毎日ですが、休みの日にまとめて聴く、そんななか聴いてきたのが

ベートーヴェン 交響曲全集
スクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケン放送響
2005年から翌年にかけての収録。
スタイルは、やや昨今のピリオド派のアプローチをモダンオケで試している(本人にしてみれば、そういうつもりではなくて、「自分のスタイル」なのかも知れませんが)という感じでしょうか。
この人のブルックナーの録音と同じく、「あれっ、そんな音があったっけ?」という音が聞こえてきて、スコアを見ると確かに音符が書かれているという箇所が随所にあります。
(大昔にレコード芸術の読者の質問欄に、「スクロヴァチェフスキのブルックナーの録音で変な音が聞こえてくる」という質問があり、スコアに書かれている通りですよという回答があったのを思い出します)
クレンペラーのように全てのパートが等しく聞こえてくるように配慮するタイプの指揮者は別にして、多くの指揮者の演奏なら埋もれて聞こえてこないパートを際立たせるやり方は、シューリヒトに似てるなぁと改めて感じた次第。
なお、第九の第1楽章の第2主題は自筆譜の通り、すなわちブライトコプフの旧全集の流れを汲む伝統的な慣用版ではなく、ベーレンライターと同じ音型となっています。
何はともあれ、楽しく聴けました♪